
千葉県には「北総の小江戸」と呼ばれる佐原と、年間1,000万人が参拝する成田山新勝寺という、江戸時代から続く歴史文化の宝庫があります。伊能忠敬ゆかりの佐原では重要伝統的建造物群保存地区の美しい町並みを散策し、成田山では参道の老舗うなぎ店で江戸の食文化を体験。歴史の息吹を感じながら、タイムスリップしたような特別な時間を過ごしませんか?
佐原とは?「北総の小江戸」の魅力
佐原は利根川水運の中継基地として栄えた町で、「お江戸見たけりゃ佐原へござれ、佐原本町江戸まさり」と謳われるほど繁栄していました。現在でも江戸時代から昭和初期の商家建築が美しく保存され、1996年12月に関東で初めて「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されています。
佐原の歴史的価値
- 重要伝統的建造物群保存地区:関東初の指定(1996年)
- 生きている町並み:昔からの家業を引き継いで今も営業を続けている商家が多い
- 日本遺産認定:水運を活かした町並み形成の歴史的価値
- 佐原まちぐるみ博物館:商家が家宝を公開する文化的取り組み
町並みの特色
- 小野川沿岸:水辺に映える蔵造りの商家群
- 香取街道沿い:江戸と香取神宮を結ぶ歴史街道
- 建築年代:江戸時代後期から昭和初期まで
- 建物用途:現役の商店、料理店、住宅として活用
【散策】佐原の古い町並み - 江戸情緒あふれる街歩き
佐原町並み交流館
観光の出発点となるレンガ造りの美しい建物
- 住所:千葉県香取市佐原イ1903-1
- 開館時間:9:00-16:30
- 休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)
- 入館料:無料
- URL:https://sawara-machinami.com/
- 特徴:大正3年に建てられた煉瓦造の旧三菱銀行を活用
施設内容:
- 町並み案内・パンフレット配布
- 歴史展示コーナー
- 休憩スペース
- 町並みボランティアガイドの受付(有料・要予約)
重要文化財・歴史的建造物
1. 伊能忠敬旧宅(国指定史跡)
日本地図の父が住んだ商家
- 住所:千葉県香取市佐原イ1900-1
- 開放時間:9:00-16:30
- 休館日:年末年始のみ
- 入場料:無料
- 電話:0478-54-1118(伊能忠敬記念館)
見どころ:
- 17歳で婿入りし約30年間住んだ母屋
- 商家としての建物構造
- 小野川に面した「だし」(荷揚げ場)
- 向かいの記念館との歴史的連続性
2. 樋橋(じゃあじゃあ橋)
30分ごとに水が落ちる風情ある橋
- 所在地:伊能忠敬旧宅前
- 特徴:「残したい日本の音風景100選」に選定された樋橋(とよはし)
- 落水時間:30分間隔で自動落水
- 歴史:かつて小野川をまたいで農業用水を通すために大きな樋がかけられ、その上に人が通れるよう板を渡したのが樋橋
3. 千葉県有形文化財指定建造物
正文堂書店:
- 建築年代:明治13年(1880年)
- 特徴:店舗兼住宅の典型的商家建築
福新呉服店:
- 建築年代:明治28年(1895年)
- 特徴:土蔵造りの重厚な外観
中村屋乾物店:
- 建築年代:明治25年(1892年)
- 特徴:大火後の復興建築、3階建て文庫蔵
【体験】小野川舟下り - 水面から眺める小江戸の風景
小江戸さわら舟めぐり
江戸情緒を水上から堪能する30分の船旅
- 乗船場所:「伊能忠敬旧宅」の目の前にある「だし」と呼ばれる荷揚げ場
- 電話:0478-55-9380
- 営業時間:10:00~当日15:30(時期により変動)
- 料金:大人1,300円、小学生700円(6歳未満無料)
- 所要時間:約30分
- 駐車場:有料駐車場あり(普通車1日550円)
- URL:http://www.kimera-sawara.co.jp/business/boat.html
コース内容:
- 樋橋から利根川の手前まで往復
- 船頭による町の歴史解説
- 川面から見上げる蔵造りの町並み
- 両岸の柳並木と石積みの美しい風景
特別サービス:
- 冬季は船内にコタツ設置
- 障害者手帳提示で割引あり
- アソビューでの前売り券(120円割引)
佐原まちぐるみ博物館
商家の家宝を公開する文化的取り組み
江戸時代から続く商家が、それぞれの家に伝わる貴重な品々を一般公開。営業している店舗の一角で、商売道具や美術品、古文書などを見学できます。
参加店舗例:
- 正上醤油店:醤油造りの道具と歴史資料
- 油惣商店:酒造業・奈良漬けの製造道具
- 植田屋荒物店:商売道具と生活用品
- 与倉屋大土蔵:商家の蔵に保存された品々
【見学】伊能忠敬記念館 - 日本地図の父の偉業を辿る
伊能忠敬記念館
国宝「伊能忠敬関係資料」2,345点を所蔵
- 住所:千葉県香取市佐原イ1722番地1
- 電話:0478-54-1118
- 開館時間:9:00-16:30
- 休館日:月曜日(国民の祝日は開館)、年末年始
- 入館料:大人500円、小・中学生250円、65歳以上450円
- 団体割引:15人以上で大人450円、小・中学生200円
展示内容:
- 伊能図:日本で初めて実測による全国地図
- 測量器具:実際に使用された精密な測量機器
- 測量記録:詳細な測量データと日記
- 書状類:幕府や各藩との交流を示す文書
国宝指定の価値: 2010年6月29日に国宝指定された伊能忠敬関係資料は、江戸時代の測量技術と地理学の到達点を示す世界的にも貴重な文化遺産です。
見学のポイント:
- 所要時間:約30分
- 音声ガイド:より詳しい解説が聞ける
- 第2展示室:写真撮影可能(フラッシュ禁止)
- 車椅子・ベビーカー貸出:無料(予約不可)
共通入館券
水郷佐原山車会館との共通券がお得
- 大人800円、小・中学生350円
- 佐原の大祭で使用される本物の山車も見学可能
【成田山新勝寺】千葉が誇る関東三大不動の霊場
成田山新勝寺の歴史と文化
成田山新勝寺は940年開山の真言宗智山派の寺院で、年間約1,000万人が参拝する関東屈指の霊場です。江戸時代の元禄年間頃から「成田詣」が盛んになり、参道には多くの商店や旅館が軒を連ねるようになりました。
参拝と建築の見どころ
大本堂:
- 昭和43年建立の鉄筋コンクリート造
- 不動明王が安置される本尊殿
- 護摩祈祷の迫力ある光景
三重塔:
- 元禄14年(1701年)建立
- 千葉県有形文化財指定
- 江戸時代の精巧な建築技術
仁王門:
- 平成19年再建
- 迫力ある仁王像
- 成田山の玄関口
【グルメ】成田山参道うなぎ街道 - 江戸の食文化を味わう
成田山参道は江戸時代から「うなぎの町」として知られ、参道の3分の1がうなぎ料理店という全国でも珍しい「うなぎ街道」です。印旛沼や利根川で獲れる川魚料理が発達し、長旅の疲れを癒す名物として定着しました。
老舗うなぎ店ガイド
1. 駿河屋(そば・うなぎ)
成田山総門脇の代表的老舗
- 住所:千葉県成田市仲町386
- 営業時間:10:00-16:00
- 定休日:不定休
- 電話:0477-22-1166
- URL:https://www.surugaya-unagi.net/
- 特徴:代々受け継がれた「秘伝のたれ」、下総醤油と三河の白九重味醂使用
おすすめメニュー:
- 特上うな重:4,500円
- うな重:3,575円
- うなそばセット:2,800円
2. 川豊本店
行列必至の人気店
- 住所:千葉県成田市仲町386
- 営業時間:11:00-20:00
- 定休日:不定休
- 特徴:注文後にさばく新鮮なうなぎ、スピーディーな提供
おすすめメニュー:
- うな重(上):3,800円
- うな重(並):2,800円
- う巻き:1,200円
3. 近江屋
300年の歴史を持つ老舗
- 住所:千葉県成田市上町500
- 営業時間:11:00-19:30
- 定休日:不定休
- URL:https://gaee700.gorp.jp/
- 特徴:創業300年、うなぎと天ぷらの老舗
おすすめメニュー:
- うなぎ蒲焼:3,700円
- 天ぷら定食:2,500円
- 鯉のあらい:1,800円
4. 鰻福亭(うなぎ・そば)
うなぎとそばの両方が楽しめる
- 住所:千葉県成田市本町359
- 営業時間:10:30-19:30
- 定休日:月曜日(振替休日あり)
- URL:https://www.manpukutei.com/
- 特徴:四季彩弁当(要予約)、各種宴会対応
おすすめメニュー:
- 上うな重:4,000円
- うなそばセット:3,200円
- 特上天丼:2,800円
5. 名取亭
リーズナブルな価格が魅力
- 住所:千葉県成田市本町338
- 営業時間:11:00-15:00
- 定休日:木曜日
- 特徴:コストパフォーマンス抜群、気軽に入れる雰囲気
おすすめメニュー:
- うな重:2,200円
- うな丼:1,800円
- 蒲焼定食:2,000円
【食べ歩き】成田山参道グルメ散策
1. ぱん茶屋
名物うなぎパンの元祖
- 住所:千葉県成田市仲町359
- 営業時間:9:00-17:00
- 名物メニュー:
- うなぎパン:691円(うなぎ蒲焼・鉄砲漬・山椒入り)
- あんバターコッペパン:480円
- イチゴジャムバターコッペパン:450円
2. ごま福堂
杵つき金ごまの専門店
- 住所:千葉県成田市上町500
- 名物グルメ:
- 金ごま入り黒毛和牛コロッケ:200円
- ごま団子:150円
- 金ごまソフトクリーム:350円
3. 鍋屋源五右衛門 成田門前店
試飲もできる老舗酒屋
- 住所:千葉県成田市本町338
- 営業時間:9:00-17:00
- 定休日:水曜日
- URL:https://www.nabedana.co.jp/
- 特徴:日本酒試飲、手焼き煎餅「雷神堂」併設
おすすめグルメ:
- 酒まんじゅう:200円(冬季限定、蒸したて熱々)
- 甘酒:300円(夏は冷やし・フローズン、冬はホット)
- 手焼き煎餅:各種150円~
4. 多津美(そば・うなぎ)
総門前の老舗そば店
- 住所:千葉県成田市上町500
- 営業時間:11:00-15:00
- 特徴:大正2年から受け継ぐ蕎麦つゆ、手打ち蕎麦
おすすめメニュー:
- せいろそば:740円
- うな重:3,200円
- 天せいろ:1,800円
【酒蔵見学】房総の地酒文化を体験
千葉県は40件超の酒蔵が存在する隠れた酒どころ。県内産酒造好適米「総の舞」の栽培も始まり、地産地消の地酒文化が発展しています。
おすすめ酒蔵見学
1. 寺田本家(神崎町)
自然酒の老舗蔵元
- 住所:千葉県香取郡神崎町神崎本宿1964
- 創業:1673年
- 電話:0478-72-2221
- 見学:要事前予約
- 特徴:無農薬米使用、無添加・無濾過、昔ながらの生酛づくり
代表銘柄:
- 五人娘:代表的な純米酒
- 醍醐のしずく:自然酒の最高峰
2. 東薫酒造(香取市)
利根川の恵みを活かした老舗
- 住所:千葉県香取市佐原イ627
- 創業:1825年
- 銘柄:東薫
- 特徴:伊能忠敬とゆかりの深い水郷の蔵
3. 和蔵酒造(富津市・君津市)
2つの蔵を持つユニークな蔵元
- 住所:千葉県富津市竹岡349
- 電話:0439-67-0057
- URL:https://wakura-sake.jp/
- 見学:要事前予約、酒造期は実際の仕込み見学可能
- 特徴:日本酒「竹岡蔵」と焼酎・リキュール「貞元蔵」
代表銘柄:
- 聖泉:上総掘りの深井戸の清水で仕込み
- 鹿野山:地元の名峰の名を冠した銘酒
4. 守屋酒造(山武市)
九十九里の酒蔵
- 住所:千葉県山武市蓮沼ハ2929
- URL:https://maizakura.com/
- 銘柄:舞桜
- 見学:実際の仕込み蔵見学、大型バス対応可能
- 特徴:オリジナルラベル対応、記念日の贈り物に人気
酒蔵まつり情報
神崎町酒蔵まつり2025
- 開催日:2025年3月23日(日)9:00-15:30
- 会場:鍋店(株)と(株)寺田本家周辺
- 内容:酒蔵見学、試飲、限定酒販売、200店超の露店
【宿泊】歴史を感じる宿・ホテル
成田周辺
1. 成田山門前 旅館 若松本店
1768年創業の老舗旅館
- 住所:千葉県成田市上町543
- 料金:15,000円〜/泊(2食付き)
- 特徴:成田山総門より徒歩すぐ、創業当時からの名物うなぎ料理
2. 成田東武ホテルエアポート
成田山近くの便利なホテル
- 住所:千葉県成田市取香320-1
- 料金:8,000円〜/泊
- 特徴:成田空港アクセス良好、観光にも便利
佐原周辺
3. 佐原商家町ホテル NIPPONIA
古民家をリノベーションした上質宿
- 住所:千葉県香取市佐原イ1708-2
- 料金:25,000円〜/泊(2食付き)
- 特徴:築100年以上の古民家、重要伝統的建造物群保存地区内
4. 割烹旅館 小堀屋
利根川沿いの老舗旅館
- 住所:千葉県香取市佐原イ3401-10
- 料金:12,000円〜/泊(2食付き)
- 特徴:川魚料理、舟遊び体験
【房総の里山体験】自然と歴史が融合する体験
1. 県立房総のむら
参加体験型博物館
- 住所:千葉県印旛郡栄町龍角寺1028
- 営業時間:9:00-16:30
- 休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)
- 入場料:大人300円、高・大学生150円
- 体験内容:
- 古民家での生活体験
- 伝統工芸実演・体験
- 昔の農作業体験
- 季節行事の再現
2. 香取神宮
東国三社のひとつ
- 住所:千葉県香取市香取1697-1
- 参拝時間:自由(社務所は8:30-17:00)
- 特徴:
- 創建2,600年以上の古社
- 国宝「海獣葡萄鏡」
- 重要文化財の本殿・楼門
- 武道・スポーツの神として信仰
3. 航空科学博物館
成田空港の歴史と航空技術
- 住所:千葉県山武郡芝山町岩山111-3
- 営業時間:10:00-17:00
- 休館日:月曜日
- 入館料:大人500円、中高生300円、4歳以上200円
- 特徴:日本初の航空専門博物館、成田空港を一望
【旅行プラン】歴史文化1泊2日モデルコース
1日目:佐原の江戸情緒満喫コース
9:00 東京駅から電車で佐原駅到着(約2時間)
9:30 佐原町並み交流館で観光情報収集・町並みガイド申込
10:00 伊能忠敬記念館見学(国宝資料鑑賞)
11:00 伊能忠敬旧宅・樋橋見学
11:30 小江戸さわら舟めぐり(30分の船旅)
12:30 重要伝統的建造物群保存地区散策
13:30 町並み沿いの老舗でランチ
15:00 佐原まちぐるみ博物館巡り
16:30 香取神宮参拝
18:00 佐原または成田周辺のホテルにチェックイン
19:30 地元料理でディナー
2日目:成田山参拝・参道グルメ堪能
8:30 ホテル朝食・チェックアウト
9:30 成田山新勝寺参拝・護摩祈祷見学
10:30 成田山公園散策(季節の花々鑑賞)
11:30 参道うなぎ街道でうなぎランチ
13:30 参道食べ歩き(うなぎパン、ごまコロッケなど)
14:30 成田山霊光館・額堂見学
15:30 参道でお土産購入
16:30 成田駅から東京へ帰路
【酒蔵見学プラン】追加オプション
土日限定で酒蔵見学を追加
- 神崎町の寺田本家または鍋店神崎酒造見学
- 地酒試飲体験
- 発酵食品の購入
【歴史文化豆知識】もっと深く知りたい千葉の歴史
伊能忠敬の偉業
- 出生:1745年上総国山辺郡(現・九十九里町)
- 佐原時代:17歳で伊能家に婿入り、約30年間商売に従事
- 測量開始:50歳で江戸に出て天文学を学ぶ
- 全国測量:55歳から17年間で日本全土を測量
- 成果:「大日本沿海輿地全図」は明治まで使用された精密地図
成田山とうなぎの歴史
- 起源:元禄年間(1688-1704)頃から川魚料理が発達
- 地理的要因:印旛沼・利根川の豊富な淡水魚
- 参詣文化:江戸からの長旅の疲れを癒す滋養食として定着
- 現在:参道の約3分の1がうなぎ料理店という全国屈指の密度
水運文化の歴史
- 利根川東遷:江戸時代初期の大土木工事により舟運発達
- 物流拠点:江戸と東北・関東各地を結ぶ中継地
- 文化交流:江戸の文化が流入、「江戸優り」と称される繁栄
- 商業発展:醤油・酒造業をはじめとする商工業の隆盛
【旅行Tips】歴史文化旅を成功させるコツ
ベストシーズン
- 春(3-5月):桜の季節、気候も良く散策に最適
- 夏(6-8月):佐原の大祭(7・10月)、舟下りが涼しい
- 秋(9-11月):紅葉、食べ物が美味しい季節
- 冬(12-2月):空気が澄んで写真撮影に最適、舟のコタツが風情
効率的な回り方
- 移動手段:電車がおすすめ(駐車場混雑回避)
- 所要時間:佐原4-5時間、成田山3-4時間
- ガイド活用:佐原町並みボランティアガイド(500円/1時間)
- 撮影スポット:樋橋、小野川沿い、成田山三重塔
持参すると便利なもの
- 歩きやすい靴:石畳や舟の乗降に対応
- カメラ:歴史的建造物・風景撮影用
- 折りたたみ傘:急な雨に備えて
- 小銭:お賽銭、食べ歩きグルメ用
- エコバッグ:お土産・特産品購入用
予算の目安
- 交通費:東京-佐原往復2,000円、佐原-成田500円
- 舟下り:1,300円
- 伊能忠敬記念館:500円
- うなぎランチ:2,500-4,500円
- 食べ歩きグルメ:500-1,000円
- お土産:1,000-3,000円
アクセス情報
- 電車:JR総武線・成田線、京成本線利用
- 高速バス:東京駅-佐原 約1時間40分
- 車:東関東自動車道佐原香取IC、成田IC利用
- レンタサイクル:道の駅「水の郷さわら」で貸出
【お土産】歴史と文化を持ち帰る逸品
佐原のお土産
1. 地酒
- 東薫:水郷の代表銘柄 1,500円~
- 五人娘:自然酒の名品 2,000円~
- 飲み比べセット:300ml×3本 3,500円
2. 伊能忠敬グッズ
- 測量器具レプリカ:2,500円
- 伊能図手ぬぐい:1,200円
- 忠敬饅頭:12個入り1,500円
3. 佐原の特産品
- 佐原米:コシヒカリ 1,200円/2kg
- 香取神宮の御神酒:1,800円
- 小江戸佐原せんべい:800円
成田山のお土産
1. 参道名物
- うなぎパン:691円(持ち帰り用冷凍も有り)
- 成田名物鉄砲漬:800円~
- 手焼き煎餅:500円~
2. 成田山グッズ
- お守り各種:500円~1,000円
- 御朱印帳:1,500円
- 成田山の線香:800円
3. 地元特産品
- 成田の梨:季節限定 1,000円/箱
- 落花生:千葉名産 600円~
- 醤油:下総醤油 1,200円
まとめ:江戸の面影を今に伝える千葉の歴史文化旅
千葉県の佐原と成田山を巡る歴史文化旅行は、江戸時代から続く日本の伝統文化を五感で体験できる特別な旅となります。佐原では水運によって栄えた商業都市の面影を肌で感じ、「生きている町並み」の中で伊能忠敬の偉業に思いを馳せることができます。小野川の舟下りでは、商人たちが利用した水路を実際に体験し、当時の物流の要衝だった佐原の重要性を実感できるでしょう。
成田山新勝寺では1,000年以上の歴史を持つ霊場の荘厳さに触れ、参道では江戸時代から続くうなぎ文化を味覚で堪能できます。参道の老舗うなぎ店で味わう伝統の味は、長旅の疲れを癒やした参詣者たちの想いを現代に伝える貴重な文化体験です。
房総の酒蔵見学では、豊かな自然に育まれた地酒文化の奥深さを知ることができ、杜氏の技と自然の恵みが生み出す日本酒の素晴らしさを実感できます。これらの体験を通じて、千葉県が単なる東京近郊の県ではなく、独自の歴史と文化を持つ豊かな地域であることを発見できるはずです。
「歴史を歩き、文化を味わい、伝統に触れる」 - 千葉の歴史文化旅行は、忙しい現代生活の中で忘れがちな、ゆったりとした時間の流れと日本の美しい伝統文化を再発見させてくれる、心豊かな旅となることでしょう。
※情報は2025年9月時点のものです。訪問前に必ず最新の営業状況をご確認ください。
※料金・営業時間は変更される場合があります。最新情報は各施設の公式サイトでご確認ください。