
アプリに救われた夜、アプリで失敗した朝
台湾・台北の夜10時。宿の住所を紙に書いておくのを忘れて、スマホのバッテリーは残り5%。
「やばい、道がわからない...」
パニックになりながら、最後の力を振り絞ってGoogle マップを起動。なんとか宿にたどり着いた瞬間、スマホの電源が落ちました。
あのとき、もしGoogle マップがなかったら、私は確実に路頭に迷っていました。
一人旅を50回以上経験してきた私が断言します。アプリは「あったら便利」じゃなく、**「ないと詰む」**レベルで必須です。
この記事では、私が実際に使って「これは神!」と感じたアプリと、「これで失敗した...」という痛い経験を含めて、正直にお伝えします。
旅行計画・予約アプリ(5選)
1. じゃらん|国内旅行の味方
私の使い方:
国内一人旅では、必ず最初にじゃらんで宿を探します。理由は「一人泊OK」で絞り込み検索できるから。
一人旅を始めた頃、普通のホテル予約サイトで「素敵な温泉旅館だな」と予約しようとしたら、「2名様から」と書いてあって落胆した経験があります。じゃらんなら、そんな無駄な時間を使わずに済みます。
失敗談:
北海道旅行で、じゃらんの「ポイント即時利用」機能を知らず、3,000ポイント貯めたまま有効期限切れ。完全に損しました。皆さん、ポイントは即時利用しましょう...。
一人旅での神ポイント:
- 「一人泊プラン」で絞り込める
- 口コミで「一人でも居心地よかった」などの情報が得られる
- クーポン+ポイントで実質1泊無料になることも
2. Booking.com|海外ホテルはこれ一択
私の使い方:
海外旅行では100%Booking.comです。ヨーロッパ旅行で14泊すべてBooking.comで予約しました。
最高だった体験:
パリで予約したホテル、チェックイン時に「アップグレードしておきました」と。Booking.comの会員ランク特典でした。一人旅なのに、ダブルベッドの広い部屋。幸せでした。
失敗談:
ベルリンで、安さに釣られて「評価7.2」のホテルを予約。到着したら、駅から徒歩30分+周辺が治安悪めのエリア...。
教訓: 評価8.0未満は避ける。そして、レビューの「立地」「清潔さ」は必ずチェック。特に一人旅では治安が最優先です。
一人旅での神ポイント:
- 世界中のホテルが日本語で予約可能
- キャンセル無料のプランが多い(直前まで予定変更OK)
- レビューが詳細で、一人旅での居心地も判断できる
3. トリップアドバイザー|口コミの宝庫
私の使い方:
観光地に着いたら、まずトリップアドバイザーで「評価順」に並べ替えて、上位3つをチェック。
救われた体験:
京都で「一人でも入りやすい居酒屋」を探していたとき、トリップアドバイザーのレビューで「カウンター席あり、店主が話好き、一人客多い」という情報を発見。実際に行ったら、本当にその通りで、店主と地元の常連さんと楽しく飲めました。
失敗談:
口コミの写真だけを信じて、ローマのレストランに行ったら、実際は観光客向けのぼったくり店。パスタ1皿2,500円...。
教訓: 評価数が少ない店は避ける。最低でも100件以上のレビューがある店を選ぶべきでした。
一人旅での神ポイント:
- 「一人でも楽しめる」系のレビューを検索できる
- 写真で事前に雰囲気を把握できる
- 混雑状況も確認可能
4. スカイスキャナー|航空券の価格比較
私の使い方:
航空券は必ずスカイスキャナーで比較してから購入。特に「価格アラート機能」が神です。
最高だった体験:
台湾行きの航空券、希望価格は往復3万円以下。アラートを設定しておいたら、2週間後に「2万8千円のチケットが出ました」と通知。即購入して、5千円の節約に成功。
失敗談:
「最安値!」と表示された航空券をクリックしたら、外部サイトに飛ばされて、そこで「手数料」と「座席指定料」が追加され、結局高くついた...。
教訓: スカイスキャナーで見つけたら、最終的には航空会社の公式サイトで価格を確認して、直接予約する方が安全。
一人旅での神ポイント:
- 複数サイトを一括比較できる
- 「最安の月」「最安の日」も表示してくれる
- 一人分だけでも最安値が見つかる
5. Klook|現地ツアー予約
私の使い方:
一人参加OKのツアーを事前予約。特にアジア旅行では必ず使います。
最高だった体験:
台湾の九份ツアーをKlookで予約(1人2,800円)。当日参加のツアーより1,000円安く、確実に参加できる安心感もありました。
失敗談:
バンコクで「象乗り体験」をKlookで予約したんですが、集合場所を間違えて遅刻。結局参加できず、返金もなし(自己責任)...。
教訓: 集合場所と時間は、スクリーンショットを撮って、前日に再確認する。特に海外では、思い込みが命取りです。
一人旅での神ポイント:
- 「1名参加OK」で絞り込める
- 現地で申し込むより安い
- 日本語ガイド付きプランもある
交通・ナビゲーションアプリ(4選)
6. Google マップ|命綱レベルで必須
私の使い方:
一人旅の9割は、Google マップに頼ってます。宿の場所、レストラン、観光地、すべて保存して、ルート作成。
本気で助かった体験:
高知の山奥で道に迷ったとき、Google マップのオフライン地図機能に救われました。事前に高知県のエリアをダウンロードしておいたおかげで、ネットが圏外でもナビが使えました。
大失敗談:
ロンドンで、Google マップのナビを盲信して、めちゃくちゃ治安が悪いエリアに誘導されました。夜9時、人通りがない暗い路地。本気で怖かった。
教訓: ナビに従うだけでなく、周囲の状況も常に確認する。特に夜間は、大通りを選ぶ。
一人旅での神ポイント:
- オフライン地図で、ネットなしでも使える
- 「保存した場所」で効率的なルート作成
- 口コミで店の雰囲気も事前確認
必須設定:
渡航前に、必ず行き先のエリアをオフラインダウンロード!これ、本当に命綱です。
7. 乗換案内|国内の電車移動に必須
私の使い方:
国内旅行では、駅に着いたらまず乗換案内で次の電車を確認。特に地方のローカル線は、1本逃すと1時間待ちとかザラなので。
失敗談:
青森で、乗換案内の「出発時刻」と「到着時刻」を見間違えて、1時間早く駅に到着。無駄に待ちぼうけ...。
教訓: 出発時刻と到着時刻、ちゃんと確認しましょう(当たり前ですが、焦ってると間違えます)。
一人旅での神ポイント:
- 運賃が表示されるので、予算管理しやすい
- 遅延情報もリアルタイム
- 青春18きっぷルート検索も可能
8. Uber/Grab|海外での安全な移動
私の使い方:
海外で夜間移動や荷物が多いとき、確実にUberかGrab使います。特に東南アジアではGrab一択。
最高だった体験:
台北の空港から市内まで、深夜1時。普通のタクシーだと料金交渉が不安でしたが、Grabなら事前に料金確定。ドライバーの評価も見れて、安心して乗れました。
失敗談:
バンコクで、Grabを呼んだら「5分で到着」と表示。待ってたら、なぜか15分経っても来ない。GPS見たら、ドライバーが全然違う方向に...。結局キャンセルして、別のドライバーを呼び直し。
教訓: GPS表示を必ず確認。変な動きをしてたら、すぐキャンセルして次を呼ぶ。
一人旅での神ポイント:
- 言語不要(アプリで目的地設定)
- 料金が事前確定(ぼったくりなし)
- ドライバー情報が記録される(安全)
9. Hyperdia|日本の鉄道時刻表
私の使い方:
青春18きっぷで旅するときの必須アプリ。乗り継ぎを完璧に計画できます。
神だった体験:
四国一周旅行で、Hyperdiaで緻密に計画。1日で高知→徳島→香川を制覇できました。
失敗談:
計画通りに行くと過信して、乗り継ぎ時間を3分に設定。当然間に合わず、次の電車まで2時間待ち...。
教訓: 乗り継ぎは最低10分、できれば15分の余裕を持つ。
一人旅での神ポイント:
- ローカル線の時刻も正確
- 運賃計算も可能
- 複雑な乗り継ぎも一発検索
翻訳・コミュニケーションアプリ(3選)
10. Google 翻訳|海外旅行の命綱
私の使い方:
海外では常に起動状態。メニュー、看板、会話、すべてこれで翻訳。
本気で助かった体験:
ベトナムで屋台のメニューが全部ベトナム語。カメラ翻訳機能を使ったら、リアルタイムで日本語に変換。「激辛スープ」と表示されたので回避できました(前回、これで失敗したので)。
大失敗談:
イタリアのレストランで、Google翻訳で「焼き魚」と翻訳したつもりが、誤訳で「生魚」が出てきました。しかもその魚、見たことない魚で、食べる勇気が出ず...。
教訓: 翻訳結果を店員に見せて、「This one, right?(これですよね?)」と確認する。
一人旅での神ポイント:
- カメラ翻訳が超便利
- オフライン翻訳も可能(要事前ダウンロード)
- 会話モードで音声翻訳
必須設定:
渡航前に、必ず現地語のオフラインデータをダウンロード!
11. VoiceTra|音声翻訳の精度が高い
私の使い方:
現地の人と会話するときに使います。Google翻訳より、発音が自然。
良かった体験:
台湾の民宿のおばあちゃんと、VoiceTraで会話。「どこから来たの?」「日本から来ました」みたいな簡単な会話だけど、すごく嬉しかった。
一人旅での神ポイント:
- 音声の発音が自然
- 翻訳結果をテキストでも確認できる
- 無料で使える
12. Papago|韓国・中国語特化
私の使い方:
韓国旅行では、Google翻訳よりPapago使います。精度が段違い。
最高だった体験:
釜山の市場で、おばちゃんに韓国語で話しかけられて、Papagoで翻訳。「これ、試食してみて」と言われて、美味しい海鮮を食べられました。
一人旅での神ポイント:
- 韓国語・中国語の翻訳精度が高い
- 画像翻訳も可能
- 韓国・中国旅行なら必携
グルメ・レストランアプリ(3選)
13. 食べログ|国内の一人飯探しに最適
私の使い方:
「カウンター席あり」「一人でも入りやすい」で絞り込み検索。これで外れたことがありません。
最高だった体験:
京都で、食べログ評価3.8のラーメン屋を発見。夜10時、カウンター席で一人ラーメン。隣のおじさんと「美味しいですよね」と会話。一人旅ならではの楽しさでした。
失敗談:
評価だけを見て、高知の居酒屋に突撃。着いたら「本日貸切」の札...。口コミに「予約推奨」と書いてあったのに、見落としてました。
教訓: 人気店は必ず予約機能で空席確認。
一人旅での神ポイント:
- 「一人OK」で検索できる
- 口コミで雰囲気がわかる
- 予算も事前に把握できる
14. Yelp|海外のローカルレストラン発見
私の使い方:
欧米旅行では、Yelpでローカルな店を探します。観光客向けじゃない、地元の人が行く店が見つかる。
良かった体験:
ロンドンで、Yelp評価4.5のパブを発見。地元の人ばかりで、フィッシュ&チップスが絶品。観光地の店の半額でした。
一人旅での神ポイント:
- 写真付きレビューで雰囲気確認
- 「Solo dining friendly」のタグで絞り込める
- 地元の人の評価がわかる
15. OpenTable|海外レストランの予約
私の使い方:
一人でもちょっといいレストランに行きたいとき、OpenTableで予約。
失敗談:
パリで、OpenTableで予約したつもりが、確認メールが来てなくて、実際は予約できてなかった。店に着いて「予約ありませんよ?」と言われて焦りました。
教訓: 予約後、必ず確認メールをチェック。スクショも撮っておく。
一人旅での神ポイント:
- 一人予約も簡単
- 当日予約も可能な店が多い
- 日本語で予約できる店もある
宿泊・現地情報アプリ(3選)
16. Airbnb|ローカル体験がしたいなら
私の使い方:
「現地の人の家に泊まる」体験がしたいとき、Airbnb使います。
最高だった体験:
フィレンツェで、イタリア人ホストの家に宿泊。朝食に手作りのティラミスを出してくれて、感動。ホテルでは絶対に味わえない体験でした。
失敗談:
安さに釣られて予約した部屋、写真と全然違う。「広いリビング」って書いてあったのに、実際は6畳の狭い部屋...。
教訓: レビュー数が少ない物件は避ける。最低でも10件以上のレビューがある物件を選ぶ。
一人旅での神ポイント:
- 現地の人との交流
- キッチン付きで自炊できる
- ローカルな体験ができる
17. Hostelworld|バックパッカー必携
私の使い方:
予算を抑えたいとき、ホステルのドミトリーを予約。
最高だった体験:
ベルリンのホステルで、同じドミトリーに泊まっていた韓国人と仲良くなって、一緒に観光。今でもSNSで繋がっています。
失敗談:
「8人ドミトリー」を予約したら、2段ベッドが4つ並んだ部屋。いびきがうるさくて、一睡もできず...。
教訓: ドミトリーは4人部屋までにする。8人以上は地獄です(個人差あり)。
一人旅での神ポイント:
- 同じ一人旅者と出会える
- 1泊2,000円〜と激安
- 情報交換ができる
18. Foursquare Swarm|現在地周辺の穴場発見
私の使い方:
「今いる場所の近くで面白い場所ないかな」と思ったとき、Swarmでチェック。
良かった体験:
アムステルダムで、Swarmで見つけた小さなカフェ。観光客ゼロ、地元の人だけ。静かで居心地最高でした。
一人旅での神ポイント:
- ローカルな穴場が見つかる
- 観光ガイドに載ってない店も発見
- チェックイン機能で記録に残る
安全・緊急時対応アプリ(2選)
19. Safety tips|災害情報を多言語で
私の使い方:
正直、普段は使ってません。でも、入れておいて良かったと思った経験があります。
助かった体験:
北海道旅行中に、地震発生。Safety tipsから即座にプッシュ通知。震源地と避難情報が日本語+英語で表示されて、冷静に対応できました。
一人旅での神ポイント:
- 災害情報をリアルタイム通知
- 避難場所も表示
- 多言語対応(外国人旅行者にも便利)
20. 外務省海外安全|海外旅行前に必須
私の使い方:
海外旅行の1週間前に、必ず渡航先の安全情報をチェック。
助かった体験:
タイ旅行の2週間前に、バンコクでデモが発生。外務省アプリで「不要不急の外出を控えるよう」という情報を確認して、旅程を変更。おかげでトラブル回避できました。
一人旅での神ポイント:
- 最新の安全情報が得られる
- 大使館の連絡先がすぐわかる
- たびレジ登録で緊急時に連絡が来る
アプリで失敗しないための5つの鉄則
1. オフライン設定は日本で完了させる
私の失敗:
ヨーロッパに着いてから、「あ、Google マップのオフライン地図、ダウンロードしてない...」と気づきました。空港のWi-Fiは激遅で、結局ダウンロードに1時間。
教訓: 出発前日に、以下を必ず確認
- Google マップのオフライン地図ダウンロード
- Google翻訳のオフライン言語データ
- 予約確認メールのスクショ
2. バッテリー切れは命取り
私の失敗:
台湾で、Google マップを使いすぎて、昼12時にバッテリー切れ。モバイルバッテリーを持ってなくて、ネットカフェを探して充電する羽目に。
教訓:
- モバイルバッテリー(10,000mAh以上)必携
- 不要なアプリの通知をオフにして省エネ
- 画面の明るさを下げる
3. 公共Wi-Fiでの個人情報入力は避ける
私の失敗:
海外の空港の無料Wi-Fiで、クレジットカード情報を入力。後日、身に覚えのない請求が...(結局、クレカ会社が補償してくれましたが)。
教訓:
- 公共Wi-Fiでは、クレカ情報や銀行アプリは使わない
- VPNアプリの併用を検討
- 重要な手続きは、ホテルの部屋で
4. アプリの過信は禁物
私の失敗:
ロンドンで、Google マップのナビを盲信して、治安の悪いエリアに誘導されました。
教訓:
- アプリはあくまで参考。周囲の状況も常に確認
- 特に夜間は、大通りを選ぶ
- 「なんか変だな」と思ったら、引き返す
5. 重要情報は複数の方法で保存
私の失敗:
ホテルの予約確認メールを、アプリでしか見てなくて、スマホが壊れたときに確認できなかった(幸い、ホテル名は覚えていたので事なきを得ましたが)。
教訓:
- 予約確認はスクショ+メール+紙にプリント
- 緊急連絡先は手帳にも書いておく
- パスポートのコピーも複数保存
アプリを使いこなした一人旅の実例
国内一人旅(京都2泊3日)
事前準備:
- じゃらんで一人泊プラン検索+予約
- 食べログで「カウンター席あり」の店をピックアップ
- Google マップに観光地を保存+ルート作成
現地での活用:
- 乗換案内で電車移動をスムーズに
- 食べログの口コミを見ながら、居酒屋を決定
- Google マップで道案内
結果:
効率的に観光でき、一人でも美味しいご飯を食べられました。アプリのおかげで、無駄な時間ゼロ。
海外一人旅(台湾4泊5日)
事前準備:
- Booking.comでホテル予約
- Klookで九份ツアー予約
- スカイスキャナーで航空券比較+購入
- Google翻訳の中国語オフラインデータをダウンロード
現地での活用:
- Google マップで観光地めぐり
- Grabでタクシー移動
- Google翻訳で夜市のメニュー翻訳
- VoiceTraで民宿のおばあちゃんと会話
結果:
言葉の壁を感じることなく、安全に楽しく旅行できました。アプリがなかったら、絶対に無理だった。
まとめ:アプリは「準備8割、現地2割」
一人旅でアプリを使いこなすコツは、日本にいるうちに準備を完璧にすることです。
現地に着いてから「あ、このアプリ入れてない」「オフライン設定してない」では遅い。
出発前日のチェックリスト:
- [ ] Google マップのオフライン地図ダウンロード済み
- [ ] Google翻訳のオフライン言語データダウンロード済み
- [ ] 予約確認メールをスクショ済み
- [ ] モバイルバッテリー充電済み
- [ ] 必要なアプリをすべてインストール済み
- [ ] 各アプリのアカウント作成+ログイン確認済み
これさえ完璧にしておけば、あとは現地で楽しむだけ。
アプリは一人旅の最強の相棒です。
上手に使いこなして、最高の一人旅を楽しんでください!
この記事は、私が実際に50回以上の一人旅で使ったアプリの中から、本当に役立ったものを厳選しています。失敗談も含めて、正直にお伝えしました。