
パリのスイーツ界を震撼させた日本人パティシエの快挙
2025年、東京・中野に衝撃的なパティスリーがオープンしました。「MORI YOSHIDA TOKYO」は、パリで「ベストフラン」として各種メディアに取り上げられ、現地のフランス人をも虜にした日本人パティシエ・吉田守秀氏の東京進出店です。
パリ7区にある本店は連日行列が絶えない人気店で、特にフランの完成度の高さは現地の新聞や雑誌で「革命的」と評されるほど。そんな本場パリで認められた技術が、ついに東京で味わえるようになったのです。
シェフ・吉田守秀氏のプロフィールと経歴
菓子工房オークウッドでの修行時代
吉田守秀シェフは、日本の名門パティスリー「菓子工房オークウッド」で横田統師シェフのもと修行を積みました。ここで学んだ「パート・ブリゼを二度焼きする」という基本的な製法への徹底的なこだわりが、後のパリでの成功の礎となります。
「基本の菓子作りをコツコツ続けてきたことが、フランでの評価の一つかもしれない」と吉田シェフ本人が語るように、日本で培った丁寧な手仕事の精神が、フランス菓子の本場でも高く評価されています。
パリでの挑戦と成功
2018年にパリに渡った吉田シェフは、激戦区の7区で小さなパティスリーをオープン。当初は知名度も低く苦戦していましたが、フランの完成度の高さが口コミで広がり、やがて現地メディアの注目を集めるように。
特に「パリのベストフラン」として紹介された際には、フランス人パティシエたちからも絶賛され、一躍パリスイーツ界の話題の中心となりました。
看板商品「フラン」の魅力と独自製法
フランとは何か
フランは、カスタードプリンに似たフランス伝統の焼き菓子です。しかし、プリンとは異なり、パート・ブリゼ(練りパイ生地)で作られた器に、バニラビーンズが効いたカスタードアパレイユを流し込み、高温で焼き上げて作ります。表面の焦げ目とクリーミーな中身のコントラストが特徴的です。
MORI YOSHIDAのフランが特別な理由
二度焼き製法へのこだわり 最大の特徴は、パート・ブリゼを二度焼きする独自製法です。一度目の焼成でしっかりとした土台を作り、二度目でカスタードと一体化させることで、底がサクサク、中はとろりとした絶妙な食感を実現しています。
厳選された素材
- バニラビーンズ: マダガスカル産の最高級品を使用
- 卵: 茨城県の契約農場から直送される有精卵
- 生クリーム: 北海道産の乳脂肪分47%の特別品
- 薄力粉: フランス産の高品質小麦粉
絶妙な焼き加減 表面に現れる焦げ目は、単なる見た目の美しさだけでなく、カラメル化による深い風味を生み出しています。この焦げ目の付け方に、吉田シェフの熟練の技術が凝縮されています。
サイズバリエーション
- プティ・フラン: 一人用サイズ(直径8cm)- 450円
- グラン・フラン: シェア用サイズ(直径15cm)- 1,800円
- フラン・スペシャル: 季節限定フレーバー - 500円〜
その他の人気メニュー詳細
パリ直輸入レシピの焼き菓子
カヌレ・ド・ボルドー - 320円 パリ店でも人気のカヌレは、外はカリッと中はもっちりとした伝統的な食感を忠実に再現。ラム酒とバニラの香りが鼻に抜ける本格派です。
フィナンシェ・ア・ラ・ピスターシュ - 280円 ピスタチオペーストをふんだんに使用したフィナンシェ。パリらしいエレガントな味わいが特徴です。
マドレーヌ・オ・シトロン - 260円 レモン風味のマドレーヌは、しっとりとした生地にレモンピールのさわやかな苦みがアクセント。
季節限定商品
春: 桜フラン、イチゴのタルトレット 夏: 桃のコンポートフラン、メロンのシュー 秋: 栗のモンブラン、洋梨のタルト 冬: ショコラフラン、ガレット・デ・ロワ
店内の雰囲気と座席情報
パリの街角を再現した内装
店内はパリ7区の本店をイメージして設計されており、アンティークな家具と温かみのある照明が印象的です。壁面にはフランスから取り寄せたタイルが使用され、本場の雰囲気を演出しています。
座席構成
- カウンター席: 4席(パティシエの作業を間近で見られる特等席)
- テーブル席: 3テーブル12席
- テラス席: 2テーブル6席(天気の良い日のみ利用可能)
全席禁煙で、Wi-Fi完備のため、ゆっくりとカフェタイムを楽しめます。
アクセス・営業時間・予約方法
基本情報
- 店名: MORI YOSHIDA TOKYO
- 住所: 東京都中野区新井2-30-7
- 最寄り駅: JR中野駅北口徒歩8分/西武新宿線新井薬師前駅徒歩3分
- 営業時間: 11:00〜19:00
- 定休日: 火曜日・水曜日
アクセス詳細
JR中野駅からのルート
- 北口を出て早稲田通りを西方向へ
- 新井薬師前駅方面に約8分歩く
- 住宅街に入った角の一軒家風の建物
西武新宿線新井薬師前駅からのルート
- 改札を出て南口方面へ
- 商店街を抜けて約3分
- 静かな住宅街に佇む洋菓子店
予約について
現在、イートインは予約不要(先着順)ですが、特別サイズのフランやホールケーキは事前予約が必要です。また、10個以上のまとめ買いをご希望の場合も、前日までの予約をおすすめします。
予約受付時間: 営業時間内(火・水定休) 予約方法: 電話のみ
混雑回避のベストタイム
平日のおすすめ時間帯
- 11:00〜12:00: 開店直後、焼きたてのフランが並ぶゴールデンタイム
- 15:00〜17:00: 午後のカフェタイムで比較的空いている
土日祝日の状況
週末は11:00の開店前から行列ができることも。特に土曜日は混雑が激しく、人気商品が早期完売することもあります。
土曜日: 10:30頃から並び始める人も 日曜日: 土曜日ほどではないが、13:00〜15:00は混雑 祝日: 平日と同程度の混雑
商品完売情報
フランは数量限定のため、以下の時間帯には完売の可能性があります:
- プティ・フラン: 16:00頃(土日は14:00頃)
- グラン・フラン: 15:00頃(土日は13:00頃)
- 季節限定品: 売り切れ次第終了
近隣のおすすめスポット
新井薬師
歴史ある薬師如来を祀るお寺で、目の病気にご利益があるとして親しまれています。MORI YOSHIDA TOKYOから徒歩5分という近さなので、スイーツを楽しんだ後の散歩コースにぴったりです。
中野セントラルパーク
中野駅からMORI YOSHIDA TOKYOに向かう途中にある都市公園。芝生広場でテイクアウトしたスイーツを楽しむこともできます。
中野ブロードウェイ
サブカルチャーの聖地として有名な商業施設。スイーツを楽しんだ後に、マニアックなショッピングを楽しむのも中野ならではの過ごし方です。
今後の展開予想
2号店計画
吉田シェフによると、2025年内に都内での2号店オープンを検討中とのこと。候補地としては吉祥寺や代官山が挙がっているようです。
パリ本店との連携企画
季節ごとにパリ本店限定メニューを期間限定で東京店でも販売する企画も計画されています。パリの最新スイーツトレンドを東京でいち早く味わえるチャンスとなりそうです。
ワークショップ開催
一般向けのフラン作りワークショップの開催も検討されており、プロの技術を間近で学べる貴重な機会となる予定です。
まとめ:本場パリの味を東京で堪能する贅沢
MORI YOSHIDA TOKYOは、単なる「フランス菓子店」を超えた、文化的価値のあるパティスリーです。パリで磨かれた技術と感性、そして日本の丁寧な手仕事の精神が融合した、まさに「パリ×東京」の最高峰といえるでしょう。
特にフランは、これまで日本ではなかなか味わえなかった本格的な味と食感で、スイーツ愛好家なら一度は体験すべき逸品です。行列に並ぶ価値は十分にある、2025年最注目のパティスリーといえるでしょう。
中野という下町の住宅街に突如現れたこの小さな名店は、きっと東京のスイーツシーンに新たな風を吹き込むことでしょう。ぜひ一度、パリで認められた日本人パティシエの技術の結晶を味わってみてください。
営業情報まとめ
- 営業時間:11:00〜19:00(火・水定休)
- 最寄り駅:JR中野駅・西武新宿線新井薬師前駅
- 予約:ホールケーキ・大量購入時は要予約
- 混雑:土曜日の11:00〜15:00は特に注意