【宮崎旅行】完熟マンゴー王国で味わう南国フルーツ極上体験 - 太陽のタマゴと宮崎グルメ完全ガイド

宮崎県は「太陽のタマゴ」ブランドで全国に名を轟かせる完熟マンゴーの聖地です。宮崎独自のネット栽培で育てられ、自然に木から落ちるまで完熟させた極上のマンゴーは、市場でも最高級品の評価を受けています。その濃厚な甘みと風味、クリーミーな食感は「一度食べたら忘れられない」感動的な味わい。マンゴー農園見学から収穫体験、極上のマンゴースイーツまで、南国宮崎ならではの究極のフルーツ体験旅行に出かけませんか？

宮崎マンゴーとは？知っておきたい基礎知識

宮崎県は全国のマンゴー生産量の約70%を占める日本最大のマンゴー産地です。その中でも「太陽のタマゴ」は、宮崎県内で生産される完熟マンゴーのうち、厳しい基準をクリアしたものだけが名乗れる最高級ブランドです。

宮崎マンゴーの特徴

栽培方法：宮崎独自のネット栽培で、自然に木から落ちるまで完熟させる
品種：主にアーウィン種（アップルマンゴー）を栽培
収穫期間：4月～7月（5月25日が出荷最盛期で「みやざきマンゴーの日」）
栽培環境：温暖な気候と豊富な日照時間、黒潮の影響を受けた海洋性気候

「太陽のタマゴ」の厳格な基準

宮崎県産完熟マンゴーの中でも、JA宮崎経済連が定める以下のような厳しい「商品ブランド認証基準」をクリアした完熟マンゴーのみに「太陽のタマゴ」の称号が与えられます：

重量：350g以上
糖度：15度以上
外観：美しい赤色で、傷がないもの
完熟度：自然に落果するまで樹上で完熟させた果実
品質管理：出荷期間中に月２検体以上の残留農薬検査の実施

等級システム

「太陽のタマゴ」には、最上級がAA品（ダブルエー・赤秀品）、それに次ぐA品（エー・青秀品）の2種類の等級があります。AA品（赤秀品）は全体のわずか5%と超希少で、香り・色・外観・味ともに日本最高峰のマンゴーと言っても過言ではありません。

【必見】マンゴー農園見学・体験スポット

1. やました農園（串間市）

宮崎最南端の完熟マンゴー農園

住所：宮崎県串間市大束
特徴：黒潮が北上する太平洋に面して、日照時間が長く温暖な気候に恵まれた場所に位置
体験内容：マンゴーハウス見学、栽培技術の説明
出荷時期：5月～6月が中心
連絡先：公式ウェブサイトから要問合せ

見どころ：海も川も山もとても美しい自然いっぱいの環境で育ったマンゴー、農園スタッフは一年をマンゴーとともに過ごし、大切に、丁寧に、愛情込めて毎日毎日地道な作業を続けています

2. 川崎農園（西都市）

マンゴー発祥の地の老舗農園

住所：宮崎県西都市
特徴：宮崎マンゴー発祥の地で生産を行う農園。西都の完熟マンゴーの生産方法は、真っ赤に色付いた果実ひとつひとつにネットをかけ、完熟して落果したものだけを収穫する『ネット収穫法』のパイオニア
体験内容：ハウス見学、ネット栽培の技術解説
出荷時期：4月〜7月末まで

見どころ：落果まで自然に完熟させるので、甘みも香りも強いマンゴーになります。日本農業賞で優秀賞を受賞した厳しい選果基準はさすがの一言

3. NSファーム（川南町）

こだわりの鉢植え栽培

住所：宮崎県児湯郡川南町
特徴：こだわりの鉢植えによるハウス栽培で南国宮崎の恵がいっぱい詰まった完熟マンゴー「熟赤の雫（あかのしずく）」を育てています
体験内容：鉢植え栽培の見学、徹底した品質管理の解説
認証：エコファーマーに認定されている農園

見どころ：マンゴーの木を1本ずつ鉢植えにすることで、徹底した品質管理のもと、均一で高品質な完熟マンゴーを生産

4. 黒木農園（川南町）

RED QUEEN ブランド

住所：宮崎県児湯郡川南町大字川南２１０９６-1
電話：0983-27-3292
特徴：宮崎県産完熟マンゴー「RED QUEEN（レッドクイーン）」ブランドで農園直送
体験内容：要問合せ

5. 児玉農園（新富町）

珍しいポット栽培

住所：宮崎県児湯郡新富町
特徴：宮崎ではあまり見られないポット栽培をしているマンゴー農家。30aのハウスに600本ものマンゴーの木があり、それを2人で管理
体験内容：ポット栽培の見学、水やり管理の解説

見どころ：ポット栽培のいいところは、やりたいときに肥料をあげられる、水を管理できること、糖度が上がりやすいことなど。1本1本それぞれ管理ができます

【グルメ】マンゴーを味わう名店ガイド

1. マンゴー専門カフェ・スイーツ店

人気メニュー：

マンゴーパフェ（1,800円～2,500円）：完熟マンゴーをふんだんに使った贅沢パフェ
マンゴーかき氷（1,200円）：氷の上に太陽のタマゴをたっぷりトッピング
マンゴータルト（600円）：地元パティシエが作る季節限定スイーツ
マンゴーソフトクリーム（450円）：濃厚なマンゴーの風味が楽しめる

2. ホテル・レストランでの高級マンゴーデザート

おすすめ店舗：

シーガイア内レストラン：太陽のタマゴを使った特別デザートコース
宮崎観光ホテル：マンゴーを使った創作デザート
青島周辺リゾートホテル：オーシャンビューでマンゴーパフェ

3. 道の駅・物産館での軽食

人気商品：

マンゴージュース（500円）：100%宮崎産マンゴー使用
マンゴー大福（300円）：和スイーツとのコラボレーション
マンゴーアイスクリーム（400円）：濃厚な味わいが人気

【ショッピング】マンゴー・加工品購入スポット

1. JA宮崎中央直売所

住所：宮崎市内各所
営業時間：9:00-17:00
おすすめ商品：
- 太陽のタマゴ AA品（1玉5,000円～8,000円）：最高級品
- 太陽のタマゴ A品（1玉3,000円～5,000円）：贈答用
- 完熟マンゴー（1玉1,500円～2,500円）：ご家庭用

2. 宮崎空港

営業時間：6:30-20:30
特徴：帰りがけの購入に便利、冷蔵・冷凍マンゴーも充実
名物商品：
- 冷凍マンゴー（1,200円）：一年中楽しめる
- マンゴープリン（800円）：お土産に人気
- マンゴーゼリー（600円）：常温保存可能

3. 道の駅フェニックス

住所：宮崎県宮崎市内海３８１－１
営業時間：9:00-18:00
特徴：日南フェニックスロード沿いの道の駅。1階は物産館と売店、2階は海が一望できるレストラン
おすすめ商品：
- マンゴーカレー（1,200円）：話題の変わり種商品
- マンゴー酒（2,500円）：宮崎限定の地酒
- マンゴーチョコレート（800円）：インパクト抜群のお土産

4. 農園直売所

各農園では、収穫時期に合わせて直売を行っています：

価格帯：農園直売価格（市価より20-30%安い）
品質：朝採りの最高鮮度
特典：規格外品（味は同じ）を格安で購入可能

【宿泊】マンゴーの里周辺おすすめ宿

1. シーガイア・フェニックス・シーガイア・オーシャン・タワー（高級リゾート）

住所：宮崎市山崎町浜山
料金：30,000円〜/泊（朝食付き）
特徴：広大なリゾートエリアの中心に位置、地上154m、全客室東向きのオーシャンビュー。雄大な太平洋から昇る朝日、宮崎の明るい日差しが映し出す色鮮やかな海と空の青を独り占め
グルメ：太陽のタマゴを使った特別デザートコース

2. ANA ホリデイ・インリゾート宮崎（海辺のリゾート）

住所：宮崎市青島
料金：18,000円〜/泊（2食付き）
特徴：白亜の半円形の建物が特徴、太平洋を臨むリゾート感溢れるロケーションで優雅なひとときを提供
温泉：3階にある展望温泉大浴場は、窓一面に青島の海が広がる絶景のロケーション

3. 宮崎観光ホテル（老舗シティホテル）

住所：宮崎市橘通
電話：0985-27-1212
料金：12,000円〜/泊（朝食付き）
特徴：1954年の開業から、おもてなしの心を大切に地元宮崎の皆さまとご一緒に歩んで参りました。眼前に大淀川ののどかな景色を臨む絶好のロケーション
温泉：天然温泉「たまゆらの湯」、川端康成が初めてテレビのために書き下ろした、NHK連続テレビ小説「たまゆら」の舞台

4. 青島グランドホテル（温泉リゾート）

住所：宮崎県宮崎市青島1丁目１－１
料金：15,000円〜/泊（2食付き）
特徴：宮崎の人気観光スポット「青島」にある屋上の絶景露天風呂が自慢
温泉：畳敷きの優雅な雰囲気漂う露天風呂で、青島と太平洋の眺望と心地良い海風と波音をＢＧＭにゆったりと「青島海幸温泉」を堪能

【周辺観光】マンゴーと合わせて楽しむスポット

1. 青島神社

縁結びのパワースポット

住所：宮崎市青島
アクセス：宮崎市内から車で30分
見どころ：周囲1.5kmの小さな島の中央にある神社。日向神話「海幸彦・山幸彦」伝説の舞台
特徴：島全体が境内とも言われ、縁結びにご利益があると人気のパワースポット。約2400万年前から200万年前にできた波状岩、別名「鬼の洗濯板」に囲まれている

2. 鵜戸神宮

洞窟の中にある珍しい神社

住所：宮崎県日南市大字宮浦3232番地
電話：0987-29-1001
開閉門時間：開門午前6時閉門午後6時
見どころ：太平洋に突き出した鵜戸崎岬の突端にある洞窟の中に、朱塗りの色鮮やかな御本殿がご鎮座する珍しいもの
体験：男性は左手、女性は右手で願いを込めながら運玉を投げ、亀石と呼ばれる岩の枡形に入れれば願いが叶うといわれる「運玉投げ」

3. サンメッセ日南

世界唯一の完全復刻モアイ像

住所：宮崎県日南市宮浦２６５０モアイ岬
営業時間：9:30～17:00
入場料：大人700円、中・高校生500円、4歳以上350円
特徴：日南海岸を望む広大な公園のシンボルはイースター島のモアイを修復した日本の功績により、世界で唯一、島の長老会から許可を得て完全復刻した7体のモアイ像

4. 日南海岸ドライブ

南国ムード満点の絶景ルート

ルート：宮崎市～青島～日南市～串間市
距離：約100km
所要時間：半日～1日
見どころ：日向灘に面した海岸線を走る国道220・448号は南国ムード満点のドライブコース。観光はもちろん海水浴やマリンスポーツのスポットも多い

【旅行プラン】マンゴー体験旅 1泊2日モデルコース

1日目：マンゴー農園見学・体験メイン

9:00 宮崎空港到着
9:30 レンタカーで西都市のマンゴー農園へ移動
11:00 川崎農園でマンゴーハウス見学・ネット栽培法の学習
12:30 西都市内でマンゴーを使ったランチ
14:00 NSファーム（川南町）で鉢植え栽培見学
15:30 マンゴー直売所でお土産購入・試食
17:00 宮崎市内のホテルにチェックイン
19:00 ホテルでマンゴーデザートコース付きディナー

2日目：観光・グルメ巡り

8:00 ホテルで朝食・チェックアウト
9:30 青島神社参拝・鬼の洗濯板見学
11:00 青島周辺でマンゴーパフェ
13:00 日南海岸ドライブ
14:30 鵜戸神宮参拝・運玉投げ体験
16:00 サンメッセ日南でモアイ像見学
17:30 宮崎空港でマンゴーお土産購入
18:30 宮崎空港から帰路

【マンゴー活用術】家庭でも楽しむ極上の味わい方

完熟マンゴーの見分け方

色：全体が美しい赤色に染まっている
香り：甘い芳醇な香りがする
手触り：少し柔らかく、弾力がある
重さ：ずっしりと重みを感じる

正しい食べ方のコツ

冷やし方：食べる2-3時間前に冷蔵庫で冷やす（冷やしすぎ注意）
カット方法：種を避けて3枚におろし、格子状に切れ込みを入れる
食べ頃：皮を裏返して花びらのように開く「ハリネズミカット」
タイミング：購入後2-3日以内が最も美味しい

保存方法

常温保存：購入後2-3日、直射日光を避けて保存
冷蔵保存：熟した後は冷蔵庫で3-5日
冷凍保存：カットして冷凍、3ヶ月保存可能（スムージー用に最適）

【マンゴー豆知識】もっと深く知りたい宮崎マンゴーの世界

宮崎マンゴーの歴史

1980年代：宮崎県で本格的なマンゴー栽培が開始
1990年代：ネット栽培法が確立、品質が飛躍的に向上
2000年代：「太陽のタマゴ」ブランドが確立、全国的に有名に
現在：宮崎ブームの一翼を担うほどに成長したブランド

ネット栽培法の革新

従来、マンゴーは適度に熟したものをもぎとって収穫していたのだが、ある時、自然に木から落ちたマンゴーを食べてみたら、これまでにないおいしさだった。そこでマンゴーが木から十分に栄養を受け取り、これ以上は吸収しきれなくなって自然落果するものをネットで受け止める栽培法が確立。これが宮崎マンゴーの評判を飛躍的に高めることになった。

宮崎マンゴーの産地別特徴

西都産：宮崎市の北西部に位置する場所。宮崎マンゴー発祥の地。日本農業賞で優秀賞を受賞。厳しい選果基準はさすがの一言。4月〜7月末まで。生産量多し
日南産：宮崎県南部海沿いの地域。4月〜7月。近年マンゴーの生産拡大に取り組んでいます。安定出荷が魅力です。JAはまゆうブランド
串間産：宮崎南部の串間市の中でも大束（おおつか）というところではマンゴー栽培が盛んです。5月〜6月が中心
小林産：霧島に近い宮崎県南西部の町。ここ数年、急速に内容が充実してきています。20数年前に、メロンの生産グループが一斉にマンゴーに転向したらしいです。かなり品質が向上しています

5月25日「みやざきマンゴーの日」

5月25日は、マンゴー（05）食べてにっこり（25）の語呂合わせ。そして、この時期が出荷最盛期となることから、「みやざきマンゴー」の日として制定されています。この日には宮崎県内各所でマンゴーのふるまいやマンゴースイーツマルシェなどのイベントが開催されます。

【旅行Tips】マンゴー体験旅を成功させるコツ

ベストシーズン

4月：早生品種、価格が高めだが希少価値あり
5月：出荷最盛期、品種も豊富で選択肢が多い
6月：品質安定期、価格と品質のバランスが良い
7月：晩生品種、大ぶりで甘みが強い

農園見学のポイント

事前予約：必須、特に5-6月は要早期予約
見学時間：午前中がおすすめ（農作業時間に合わせて）
服装：帽子、日焼け止め必携（ハウス内は高温多湿）
カメラ：撮影許可を事前に確認

持参すると便利なもの

クーラーボックス：生マンゴー購入時の保冷用、必須アイテム
保冷剤：長時間の移動に備えて
タオル：ハウス見学時の汗拭き用
日傘：農園見学時の日除け用

お土産選びのコツ

生マンゴー：帰宅日に購入、当日中に適温保存へ
太陽のタマゴ：最高級品、特別な贈り物に
加工品：日持ちする、バラマキ土産に最適
予算目安：太陽のタマゴ AA品 5,000円～、A品 3,000円～、加工品 500円～1,500円

交通アクセス情報

飛行機：宮崎ブーゲンビリア空港利用、東京-宮崎約1時間30分、空港から市内まで車で20分
新幹線＋特急：鹿児島中央駅経由、特急きりしま利用
車：九州自動車道～東九州自動車道経由
レンタカー：宮崎空港、宮崎駅に複数業者有り、農園巡りには必須

現地での移動手段

レンタカー：農園巡りには必須、宮崎空港・宮崎駅で借用可能
観光バス：宮崎観光バスツアー（マンゴー農園見学付きコース有り）
タクシー：短距離移動に、料金は事前確認推奨

まとめ：マンゴーで味わう南国宮崎の極上体験

宮崎県のマンゴー体験旅行は、日本最高峰のフルーツ文化と南国宮崎の豊かな自然を同時に感じられる特別な旅となります。太陽の恵みをたっぷり受けて育った「太陽のタマゴ」の濃厚な甘みとクリーミーな食感、そして宮崎独自のネット栽培法が生み出す完熟の極み。これらは一度体験すると忘れることのできない感動をもたらしてくれるでしょう。

市販の一般的なマンゴーしか知らなかった人には、まさに「マンゴー観」が変わる衝撃的な体験となるはずです。自然に木から落ちるまで完熟させた本物のマンゴーが持つ芳醇な香りと上品な甘み、そして口いっぱいに広がる南国の味わいは、まさに「フルーツの王様」の名にふさわしい格別な体験です。

美しい日南海岸の絶景ドライブ、青島神社や鵜戸神宮などのパワースポット巡り、そして何より太陽のタマゴが持つ究極の甘さと香りを感じる、特別な旅の思い出になることでしょう。

「一度食べたら他のマンゴーが食べられなくなる」 - 太陽のタマゴを初めて体験した人が必ず口にする言葉です。あなたもその感動を、ぜひ南国宮崎の太陽の下で体験してください。

※訪問前のご注意

記事の情報は執筆時点（2025年9月）のものです
マンゴー農園見学や体験は事前予約が必要です
マンゴーの収穫時期は4月～7月で、5月が最盛期です
気象条件により収穫時期が前後する場合があります
農園見学の可否や料金は各農園に直接お問い合わせください
太陽のタマゴの価格は市場相場により変動します
最新情報は各施設の公式サイトや電話でご確認ください

お問い合わせ先

宮崎県観光推進課：0985-26-7530
宮崎県観光協会：0985-31-1173
JA宮崎中央：0985-24-3030
宮崎市観光課：0985-21-1791
宮崎県公式観光サイト：https://www.kanko-miyazaki.jp/

マンゴー農園見学に関する注意事項

見学は農作業に支障のない範囲で実施されます
ハウス内は高温多湿のため、熱中症対策をお願いします
農園への直接訪問はご遠慮ください（要事前連絡）
収穫体験は農園により対応が異なります
衛生管理のため、手指消毒など農園の指示に従ってください

マンゴー購入時の注意

生マンゴーは要冷蔵、購入後はお早めにお召し上がりください
配送の場合は到着日を在宅できる日に設定してください
贈答用は相手の好みや在宅予定を事前に確認することをお勧めします
価格は時期・品質・サイズにより大きく変動します