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君の名は。聖地巡礼完全ガイド|東京・岐阜・長野のスポット攻略法

君の名は。聖地巡礼完全ガイド

2016年に公開されて大ヒットした新海誠監督のアニメ映画『君の名は。』。その美しい映像と感動的なストーリーは多くの人々の心を掴み、作品に登場した実在の場所には今でも多くの「聖地巡礼」ファンが訪れています。

「君の名はの聖地を巡ってみたいけど、どこから始めればいいかわからない」「効率的に回る方法を知りたい」「予算や持ち物は何が必要?」そんな疑問をお持ちの聖地巡礼初心者の方も多いのではないでしょうか。

この記事では、『君の名は。』の聖地巡礼を初めて行う方でも安心して楽しめるよう、東京・岐阜の主要スポットへのアクセス方法、予算計算、効率的なルート、必要な持ち物、マナーまで、実用的な情報を網羅的に解説します。

当サイト「たびのヒントnote」では、これまで旅行初心者向けの実用的なガイドを数多く提供してきました。その経験を活かし、アニメファンでなくても楽しめる客観的な視点で、聖地巡礼の魅力と実践方法をお伝えします。

この記事を読み終える頃には、君の名は。の世界に浸りながら、安全で充実した聖地巡礼旅行を実現できるでしょう。

目次

  1. 君の名は。聖地巡礼の基本情報
  2. 東京エリア 主要聖地スポット完全ガイド
  3. 岐阜エリア 主要聖地スポット完全ガイド
  4. 長野エリア 主要聖地スポット完全ガイド
  5. 効率的な巡礼ルート提案
  6. 予算・費用詳細計算
  7. 聖地巡礼と合わせて楽しめるスポット
  8. マナー・注意事項・安全対策
  9. よくある質問Q&A

1. 君の名は。聖地巡礼の基本情報

作品と聖地の特徴

『君の名は。』は東京の都心で暮らす男子高校生の立花瀧と、山深い田舎町で暮らす女子高校生の宮水三葉を主人公とした、身体が入れ替わる奇跡を描いた作品です。

舞台となった地域:主に東京都(新宿・四谷周辺)と岐阜県飛騨市(飛騨古川・高山周辺)

聖地の数:主要スポット約15箇所(東京7箇所、岐阜8箇所)

アクセス

  • 東京エリア:都心部のため電車でのアクセス良好
  • 岐阜エリア:東京から特急「ひだ」で約4.5時間、または高速バスで約5時間45分

予算目安

  • 日帰り(東京のみ):3,000-5,000円
  • 1泊2日(東京+岐阜):25,000-40,000円
  • 2泊3日(東京+岐阜+長野):35,000-55,000円

ベストシーズン:通年楽しめますが、特に秋(10-11月)は紅葉が美しく、映画の雰囲気により近い風景を楽しめます。

所要時間:東京エリア全制覇に1日、岐阜エリア全制覇に1-2日が目安です。


2. 東京エリア 主要聖地スポット完全ガイド

2-1. 須賀神社(最重要スポット)

登場シーン:映画のラストシーン、瀧と三葉が再会する感動的な階段のシーン

住所:〒160-0018 東京都新宿区須賀町5-6

アクセス

  • 東京メトロ丸ノ内線「四谷三丁目駅」より徒歩7分
  • JR中央線・総武線、東京メトロ丸ノ内線・南北線「四ツ谷駅」より徒歩10分
  • JR総武線「信濃町駅」より徒歩10分

営業時間:参拝自由(24時間)、社務所受付時間 9:00-17:00

入場料:無料

撮影ポイント:男坂と呼ばれる石段を上り切って振り返ると、映画のポスターでも使われた有名な景色が見られます。階段の途中での撮影がおすすめです。

注意事項

  • 階段は急勾配のため足元に注意
  • 住宅街にあるため、大きな声での会話は控える
  • 撮影時は他の参拝者の迷惑にならないよう配慮

2-2. 新宿駅南口・ミロードデッキ

登場シーン:瀧(中身は三葉)が初めて東京の都市風景を見るシーン

住所:東京都新宿区西新宿1-1-3

アクセス:JR新宿駅南口直結

営業時間:24時間(デッキ部分)

撮影ポイント:ミロードデッキから新宿四丁目交差点方面を望む角度で撮影。朝の時間帯がより映画に近い雰囲気になります。

周辺の聖地:徒歩圏内に国立新美術館、表参道があります。

2-3. カフェ ラ・ボエム 新宿御苑

登場シーン:瀧がアルバイトをしているイタリアンレストラン「IL GIARDINO DELLE PAROLE」のモデル

住所:〒160-0022 東京都新宿区新宿1-1-7 コスモ新宿御苑ビル1F

アクセス:東京メトロ丸ノ内線「新宿御苑前駅」より徒歩5分

営業時間

  • 月-金:11:30-23:30
  • 土日祝:11:00-23:30

予算目安:ランチ 1,500-2,500円、ディナー 3,000-5,000円

撮影ポイント:外観は映画とよく似ており、内装の階段や照明も再現度が高いです。

2-4. 国立新美術館

登場シーン:瀧と奥寺先輩がデートで訪れる美術館

住所:〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2

アクセス

  • 東京メトロ千代田線「乃木坂駅」より直結
  • 東京メトロ日比谷線「六本木駅」より徒歩5分

営業時間:10:00-18:00(最終入館17:30)

休館日:火曜日

入場料:展覧会により異なる(常設展示はなし)

撮影ポイント:特徴的な波状の外観と、館内のカフェエリア。

2-5. 表参道

登場シーン:三葉が瀧を探して歩くおしゃれなストリート

アクセス:東京メトロ「表参道駅」

撮影ポイント:表参道ヒルズ周辺のブランドショップが立ち並ぶエリア。平日の午前中が比較的人が少なくおすすめです。

2-6. 信濃町歩道橋

登場シーン:三葉が瀧に電話をかけるシーン

住所:東京都新宿区信濃町周辺

アクセス:JR総武線「信濃町駅」より徒歩3分

撮影ポイント:歩道橋からの新宿方面の景色。夕方の時間帯がおすすめです。

2-7. 四ツ谷駅周辺

登場シーン:作中で何度も登場する待ち合わせ場所

アクセス:JR中央線・総武線、東京メトロ丸ノ内線・南北線「四ツ谷駅」

撮影ポイント:駅周辺の分かれ道、ポスト、十字路など複数のスポットが点在しています。


3. 岐阜エリア 主要聖地スポット完全ガイド

3-1. 飛騨古川駅(最重要スポット)

登場シーン:瀧が三葉に会いに行くため降り立った駅、映画のポスターにも使用

住所:〒509-4225 岐阜県飛騨市古川町金森町8

アクセス:JR高山本線、高山駅から約15分

営業時間:駅舎は24時間、駅事務室は平日9:00-17:00

撮影ポイント

  • 駅舎とホームの全景
  • 西側跨線橋からのホーム俯瞰
  • 駅前ロータリーのタクシー乗り場

特徴:「ひだくろ」という飛騨牛マスコットキャラクターの駅長バージョンも設置されています。

3-2. 飛騨市図書館

登場シーン:瀧が糸守町について調べる図書館のモデル

住所:〒509-4292 岐阜県飛騨市古川町本町2-22

アクセス:JR飛騨古川駅より徒歩5分

営業時間

  • 火-土・祝日:9:00-20:00(冬季は19:00まで)
  • 日曜日:9:00-17:00

休館日:月曜日、毎月最終金曜日、年末年始

入場料:無料

撮影について:館内で撮影される場合は受付での許可申請が必要です。

3-3. 味処古川

登場シーン:奥寺先輩が五平餅を食べているシーンのモデル店舗

住所:岐阜県飛騨市古川町(飛騨古川駅から徒歩約10分)

営業時間:11:00-14:00(営業日は要確認)

予算目安:五平餅セット 800-1,200円

特徴:店内に「当店がモデル」という張り紙があり、映画と同じ五平餅を味わえます。

3-4. 気多若宮神社

登場シーン:宮水神社のモデルとされる神社

住所:〒509-4212 岐阜県飛騨市古川町上気多1297

アクセス:飛騨古川駅から車で約10分、徒歩約30分

営業時間:参拝自由(24時間)

入場料:無料

撮影ポイント:参道の石段、鳥居、古川町市街地を見下ろす景色

注意事項:山の中腹にあるため、階段の上り下りに注意。車でのアクセスも可能です。

3-5. 飛騨市宮川町落合のバス停

登場シーン:瀧、奥寺先輩、司の3人が糸守町探しで落ち込むシーン

住所:〒509-4415 岐阜県飛騨市宮川町落合

アクセス:JR角川駅から徒歩約10分、または飛騨古川駅からタクシーで約30分

営業時間:24時間(現在はバス停としては使用されていません)

入場料:無料

特徴:屋根のある特徴的なバス停で、映画のシーンとほぼ同じ風景が保たれています。

3-6. 日枝神社(高山エリア)

登場シーン:宮水神社のもう一つのモデルとされる神社

住所:岐阜県高山市城山

アクセス:JR高山駅から徒歩約20分

特徴:高山市街地を見下ろす立地で、朝の参拝がおすすめです。

3-7. 瀬戸川と白壁土蔵街(飛騨古川)

登場シーン:糸守町の街並みのイメージモデル

住所:岐阜県飛騨市古川町壱之町、弐之町、三之町

アクセス:飛騨古川駅から徒歩5-10分

営業時間:24時間(散策自由)

特徴:1,000匹余りの錦鯉が泳ぐ瀬戸川と、江戸時代の面影を残す白壁土蔵の美しい街並み。

注意:冬季(11月下旬-4月上旬)は鯉が越冬のため移動するため、暖かい時期の訪問がおすすめです。

3-8. 飛騨古川さくら物産館

住所:〒509-4236 岐阜県飛騨市古川町三之町2-20

営業時間:10:00-16:00(木曜日定休)

特徴:君の名は。関連のお土産(組紐、口噛み酒の瓶子、ひだくろグッズなど)が購入できます。組紐体験も可能です。


4.長野エリア 主要聖地スポット完全ガイド

諏訪湖(最重要スポット)

登場シーン:

  • 糸守湖として作品全体に登場する最重要スポット
  • 瀧と三葉が時を超えて出会う「カタワレ時」のシーン
  • 彗星が迫る印象的なシーン
  • 立石公園からの俯瞰シーンのモデル

住所: 長野県諏訪市・岡谷市・下諏訪町(湖周16km)

アクセス:

  • 電車: JR中央本線「上諏訪駅」から徒歩8分(湖畔まで)
  • : 中央自動車道「諏訪IC」から15分
  • 立石公園: 上諏訪駅から車で15分、徒歩30分(推奨は車・タクシー)

営業時間:

  • 諏訪湖: 24時間散策自由
  • 立石公園: 24時間入園自由
  • 駐車場: 立石公園25台(無料)、湖畔公園約200台

撮影ポイント:

  • 立石公園展望台: 糸守湖を再現できる最重要撮影地点(標高934m)
  • 夕暮れ時(17:00-18:30): 「カタワレ時」を再現できる黄金タイム
  • 夜景: 信州サンセットポイント100選、日本夜景遺産認定の絶景
  • 時計塔周辺: より高い位置からのパノラマ撮影が可能
  • 展望テラス: 300人収容可能な広々とした撮影エリア

特記事項:

  • 信州サンセットポイント100選・日本の夜景100選・日本夜景遺産に選定
  • 週末は混雑するため、平日訪問推奨
  • 花火大会時(8月15日)は交通規制あり
  • 立石公園への道は山道のため、運転に注意が必要

5. 効率的な巡礼ルート提案

日帰りコース(東京のみ)

9:00 四ツ谷駅到着 ↓ 9:30-10:30 須賀神社参拝・撮影(1時間) ↓ 11:00-12:00 信濃町歩道橋・四ツ谷駅周辺(1時間) ↓ 12:30-14:00 カフェ ラ・ボエム新宿御苑でランチ(1.5時間) ↓ 14:30-15:30 新宿駅南口・ミロードデッキ(1時間) ↓ 16:00-17:30 国立新美術館(1.5時間) ↓ 18:00-19:00 表参道散策(1時間)

移動のコツ:一日乗車券(800円)の利用がお得です。

1泊2日コース(東京+岐阜)

【1日目:東京】 13:00 新宿駅到着・昼食 ↓ 14:00-18:00 東京エリア聖地巡礼 ↓ 19:00 新宿発 夜行バス(約5時間45分)

【2日目:岐阜】 早朝 高山濃飛バスセンター到着 ↓ 8:00 高山駅から特急「ひだ」で飛騨古川駅へ(約15分) ↓ 8:30-12:00 飛騨古川エリア聖地巡礼 ↓ 12:00-13:00 味処古川で昼食 ↓ 13:30-15:00 気多若宮神社 ↓ 15:30-16:30 落合のバス停(タクシー利用) ↓ 17:00 飛騨古川駅発、帰路

2泊3日コース(東京+岐阜+周辺観光)

【1日目】:東京エリア集中 【2日目】:岐阜県飛騨古川エリア 【3日目】:高山観光・諏訪湖(長野県)

移動のコツ

  • 電車 vs レンタカー:岐阜エリアは公共交通機関の本数が限られるため、効率重視ならレンタカーがおすすめ
  • JR飛騨エリアフリーきっぷ:3日間有効で特急「ひだ」往復+エリア内乗り放題(大人13,020円)
  • 高速バス:夜行便利用で宿泊費節約も可能

6. 予算・費用詳細計算

交通費

東京エリア内移動

  • 都営・東京メトロ一日乗車券:800円
  • 個別切符:160-200円/回

東京⇔岐阜移動

  • 新幹線+特急ひだ:片道 約13,000-15,000円(約4.5時間)
  • 高速バス:片道 4,000-8,000円(約5時間45分、時期により変動)
  • 普通列車のみ:片道 約8,000円(約8-10時間)

岐阜エリア内移動

  • JR高山本線:高山⇔飛騨古川 片道330円(約15分)
  • タクシー:飛騨古川駅⇔落合バス停 約3,000円(約30分)
  • レンタカー:一日 5,000-8,000円(ガソリン代込み)

宿泊費

東京

  • ビジネスホテル:6,000-12,000円/泊
  • カプセルホテル:3,000-6,000円/泊
  • ゲストハウス:2,500-5,000円/泊

岐阜(高山・飛騨古川周辺)

  • 旅館:8,000-20,000円/泊(朝食付き)
  • ビジネスホテル:5,000-10,000円/泊
  • 民宿:4,000-8,000円/泊

食事代

朝食:500-1,500円 昼食:1,000-3,000円 夕食:2,000-5,000円 喫茶・スイーツ:500-1,200円

その他費用

入場料・見学料:ほとんどの聖地が無料(国立新美術館の企画展除く) お土産代:2,000-5,000円 撮影機材レンタル:1,000-3,000円/日

合計予算目安

日帰り(東京のみ):3,000-5,000円

  • 交通費:800円
  • 食事代:2,000-3,500円
  • その他:200-700円

1泊2日(東京+岐阜):25,000-40,000円

  • 交通費:8,000-16,000円
  • 宿泊費:5,000-12,000円
  • 食事代:4,000-8,000円
  • その他:3,000-6,000円

2泊3日(東京+岐阜+周辺):35,000-55,000円

  • 交通費:12,000-20,000円
  • 宿泊費:10,000-24,000円
  • 食事代:6,000-12,000円
  • その他:5,000-10,000円

7. 聖地巡礼と合わせて楽しめるスポット

東京エリア周辺

新宿御苑:カフェ ラ・ボエム新宿御苑の隣にある都市公園。季節の花々が美しく、休憩にも最適です。

明治神宮:原宿・表参道エリアにある有名神社。都心のオアシスとして人気です。

六本木ヒルズ:国立新美術館から徒歩圏内。東京タワーや都市景観を楽しめます。

新宿の飲食街:思い出横丁、歌舞伎町など、東京らしい夜の雰囲気を味わえます。

岐阜エリア周辺

高山古い町並み:江戸時代の面影を残す「飛騨の小京都」。酒造見学や飛騨牛グルメが楽しめます。

白川郷:ユネスコ世界遺産の合掌造り集落。高山から濃飛バスで約50分。

新穂高ロープウェイ:北アルプスの絶景を楽しめる山岳観光地。高山から濃飛バスで約1時間。

下呂温泉:日本三名泉の一つ。高山から特急「ひだ」で約45分。

グルメスポット

飛騨牛:岐阜の名物。ステーキ、寿司、コロッケなど様々な形で楽しめます。

高山ラーメン:醤油ベースのあっさりとした味わいが特徴の地元ラーメン。

朴葉味噌:朴の葉に味噌と山菜を乗せて焼く飛騨地方の郷土料理。

漬物ステーキ:白菜の漬物を炒めて卵とじにした飛騨地方独特の料理。

お土産情報

組紐:三葉が髪を結んでいたアクセサリー。飛騨古川さくら物産館で体験・購入可能。

口噛み酒の瓶子:映画に登場した小瓶。レプリカが販売されています。

ひだくろグッズ:飛騨牛マスコットキャラクターの駅長バージョングッズ。

飛騨の地酒:「久寿玉」「天領」など地元酒造の日本酒。


8. マナー・注意事項・安全対策

絶対に守るべきマナー

住宅地での配慮

  • 須賀神社周辺は住宅街のため、大きな声での会話や騒音は控える
  • 早朝・夜間の訪問は近隣住民の迷惑になるため避ける
  • ゴミは必ず持ち帰る

撮影時の注意

  • 神社での撮影は参拝が主目的であることを忘れずに
  • 他の参拝者や観光客が写り込まないよう配慮
  • 三脚使用時は通行の妨げにならない場所を選ぶ
  • フラッシュ撮影は禁止されている場所では使用しない

公共交通機関でのマナー

  • 混雑時間帯の大きな荷物移動は控える
  • 車内での大声での会話や撮影は避ける
  • 座席の占有や通路での立ち止まりは禁止

地域住民への配慮

駐車場の適正利用

  • 指定された駐車場以外への駐車は絶対に禁止
  • 商業施設の駐車場を聖地巡礼のみで利用することは避ける
  • 路上駐車や住宅前への駐車は近隣トラブルの原因となる

地域経済への貢献

  • 地元のお店での食事や買い物を心がける
  • 宿泊は地域の施設を優先的に利用
  • お土産は地元の特産品を選ぶ

環境保護

  • 自然環境の保護を心がける
  • 植物の採取や石の持ち帰りは禁止
  • 指定された遊歩道以外への立ち入りは避ける

安全対策

一人旅での注意点

  • 旅行計画を家族や友人に事前連絡
  • 携帯電話の充電切れに備えてモバイルバッテリー携帯
  • 夜間の一人歩きは避け、明るい時間帯での行動を心がける
  • 緊急時の連絡先(警察・消防・病院)を事前に調べておく

女性向け安全対策

  • 宿泊施設は女性専用フロアやセキュリティの充実した場所を選ぶ
  • 人里離れた聖地(落合バス停等)は複数人での訪問が安全
  • 夕暮れ時以降の一人での移動は避ける

山間部での注意事項

  • 気多若宮神社等の山間部では動きやすい服装と靴を着用
  • 天候急変に備えた雨具の携帯
  • 野生動物との遭遇に注意(特に夕暮れ時)
  • 携帯電話の電波状況を事前確認

天候による注意

  • 冬季の岐阜エリアは雪道となるため、防寒対策と滑り止め対策が必須
  • 台風シーズン(9-10月)は交通機関の運休に注意
  • 夏季は熱中症対策として水分補給を十分に

トラブル時の対処法

交通機関の遅延・運休

  • JR東海お客様センター:050-3772-3910
  • 濃飛バス:0577-32-1688
  • 代替交通手段の確認と宿泊先への連絡

体調不良時

  • 飛騨市国民健康保険病院:0577-73-2176
  • 東京都内:最寄りの救急病院への連絡
  • 海外旅行保険加入者は保険会社への連絡

盗難・紛失時

  • 最寄りの警察署への届出
  • クレジットカード・キャッシュカードの利用停止手続き
  • 身分証明書の再発行手続き

9. よくある質問Q&A

Q1. 聖地巡礼初心者におすすめの開始時期は?

A1. 年間を通して楽しめますが、初心者には秋(10-11月)がおすすめです。気候が安定し、岐阜エリアでは紅葉も楽しめて映画の雰囲気により近い風景を体験できます。ただし、冬季(12-3月)の岐阜エリアは雪道となるため、慣れていない方は避けた方が安全です。

Q2. 1日でどのくらいのスポットを回れますか?

A2. 東京エリアなら1日で6-7箇所、岐阜エリアなら1日で4-5箇所が現実的です。無理をして詰め込みすぎず、1箇所30分-1時間程度を目安に、余裕を持ったスケジュールを組むことをおすすめします。特に写真撮影や食事も楽しみたい場合は、さらに時間的余裕を持たせましょう。

Q3. 予算を抑えるにはどうすればいいですか?

A3. 以下の方法で費用を抑えられます:

  • 夜行バス利用で宿泊費節約(片道4,000円台~)
  • 青春18きっぷ利用(普通列車のみ、時間はかかるが大幅節約)
  • ゲストハウスや民宿の利用
  • コンビニ弁当やスーパーでの食材調達
  • 無料の聖地が多いため、入場料はほとんどかからない

Q4. カメラ初心者でも綺麗に撮影できますか?

A4. スマートフォンでも十分綺麗な写真は撮れます。より良い写真を撮りたい場合は、以下のポイントを押さえましょう:

  • 撮影時間:朝の光や夕方の「カタワレ時」が美しい
  • 構図:映画のシーンを参考に、同じアングルを意識
  • 三脚の使用:手ブレ防止と構図決めに効果的
  • 編集アプリ:後から明るさや色味を調整可能

Q5. 一人旅でも安全に楽しめますか?

A5. 適切な準備をすれば一人旅でも安全に楽しめます。特に重要なのは:

  • 旅行計画の事前共有
  • 明るい時間帯での行動
  • 人里離れた場所での注意深い行動
  • 緊急連絡先の事前確認 女性の一人旅の場合は、宿泊施設選びにより慎重になり、夜間の一人歩きは避けることをおすすめします。

Q6. 混雑を避けるにはいつがベストですか?

A6. 平日の午前中が最も混雑を避けられます。特に東京の須賀神社は土日祝日や映画関連の記念日には多くの人が訪れるため、平日がおすすめです。岐阜エリアは比較的混雑が少ないですが、大型連休や夏休み期間は避けた方が良いでしょう。

Q7. 子供連れでも楽しめますか?

A7. 子供連れでも楽しめますが、以下の点に注意が必要です:

  • 須賀神社の階段は急勾配のため、小さなお子様は注意
  • 岐阜エリアの移動距離が長いため、休憩時間を多めに
  • 山間部では歩きやすい靴と動きやすい服装を
  • お子様が飽きないよう、観光地やグルメも組み合わせる

Q8. 英語が話せなくても大丈夫ですか?

A8. 日本国内の聖地巡礼なので言語の心配は不要です。むしろ近年は外国人観光客も多く訪れており、案内表示に英語併記がある場所も増えています。地元の方々も親切で、身振り手振りでもコミュニケーションを取ってくれます。


まとめ

『君の名は。』の聖地巡礼は、映画の感動を実際の風景で追体験できる素晴らしい旅行体験です。東京エリアでは都市の美しさと便利さを、岐阜エリアでは日本の原風景と温かい地域の魅力を同時に楽しむことができます。

重要ポイントの再確認

  1. 計画的な準備:事前のルート計画と予算設定で効率的な巡礼が可能
  2. マナーの徹底:地域住民への配慮と環境保護を最優先に
  3. 安全第一:特に一人旅や女性の方は安全対策を万全に

初心者の方でも、この記事の情報を参考にすれば、安心して聖地巡礼を楽しむことができます。映画の世界に浸りながら、実際の日本の美しい風景と地域の魅力を発見する旅に出かけてみませんか。

君の名は。の聖地で、あなただけの特別な思い出を作ってください。


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参考情報

※本記事の情報は2025年9月時点のものです。訪問前に各施設の公式サイト等で最新情報をご確認ください。

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