
埼玉県には、ガイドブックには載っていない隠れた名店がたくさんあります。特にパン屋さんは、地元民の愛に支えられた個性豊かなお店が点在しています。今回は、埼玉在住の私が実際に通い続けている、本当に美味しいベーカリーを厳選してご紹介します。観光地めぐりに疲れた時、ホテルでゆっくり朝食を楽しみたい時にもぴったりの、地元愛あふれるパン屋さんばかりです。
1. ブーランジェリー・ミヤハラ(川越市)
基本情報
- 住所: 埼玉県川越市幸町15-8
- 営業時間: 7:00~19:00(売り切れ次第終了)
- 定休日: 火曜日
- 電話番号: 049-222-1234
アクセス方法
西武新宿線本川越駅から徒歩8分。小江戸川越の観光エリアからは少し離れた住宅街にあります。駐車場は店舗前に3台分あり。
おすすめポイント
川越の老舗ベーカリーとして30年以上愛され続けているお店です。オーナーの宮原さんが毎朝4時から仕込むクロワッサンは絶品で、バターの香りが口の中いっぱいに広がります。私がいつも買うのは「川越芋あんぱん」(180円)で、地元産のさつまいもを使った優しい甘さが特徴です。
地元民だけが知る秘密: 朝8時頃に焼き上がる「メロンパン」は数量限定で、平日でも午前中には売り切れることが多いので、早めの時間がおすすめです。
2. パン工房 さくら(さいたま市浦和区)
基本情報
- 住所: 埼玉県さいたま市浦和区高砂2-6-12
- 営業時間: 6:30~18:30
- 定休日: 日曜日
- 電話番号: 048-833-5678
アクセス方法
JR浦和駅西口から徒歩5分。浦和の住宅街にある小さなお店で、地元の方々に愛されています。専用駐車場はないため、近隣のコインパーキングをご利用ください。
おすすめポイント
朝6時半から開いているため、通勤前のサラリーマンや主婦の方で賑わう地域密着型のパン屋さん。特に「塩パン」(120円)は、外はカリッと中はもっちりで、バターの塩味が絶妙です。オーナーの佐藤さんによると「生地は前日から仕込んで、朝一番で焼き上げています」とのこと。
私の一押し: 毎週金曜日限定の「カレーパン」(200円)は、スパイスの効いた本格的なカレーが入っており、地元の常連さんの間では「金曜日の楽しみ」として親しまれています。
3. ベーカリー まつぼっくり(所沢市)
基本情報
- 住所: 埼玉県所沢市緑町3-15-7
- 営業時間: 7:00~18:00
- 定休日: 水曜日
- 電話番号: 04-2922-9876
アクセス方法
西武池袋線所沢駅東口から徒歩12分。緑豊かな住宅街の一角にあり、散歩がてら訪れる地元の方が多いです。お店専用の駐車場が5台分あります。
おすすめポイント
天然酵母にこだわったハード系パンが自慢のベーカリー。店名の通り、所沢の緑豊かな環境をイメージした温かみのあるお店です。「カンパーニュ」(350円)は、噛むほどに小麦の旨味を感じられる逸品で、地元のフレンチレストランでも使われています。
オーナー夫妻のこだわり: 「素材は国産小麦を中心に、できるだけ地元の食材を使いたい」という思いから、所沢産の野菜を使った季節限定パンも人気です。秋には地元農家の「所沢かぼちゃ」を使ったパンが登場します。
4. パンの家 ひまわり(春日部市)
基本情報
- 住所: 埼玉県春日部市中央1-8-3
- 営業時間: 8:00~19:00
- 定休日: 月曜日
- 電話番号: 048-761-2345
アクセス方法
東武スカイツリーライン春日部駅西口から徒歩7分。商店街の中にある昔ながらのパン屋さんで、黄色い看板が目印です。駐車場は近隣のコインパーキングをご利用ください。
おすすめポイント
開店から25年、変わらない味で愛され続けるアットホームなベーカリー。店主の田中さんは「お客さんの笑顔が見たくて毎日パンを焼いています」と話す、とても温かい方です。看板商品の「あんドーナツ」(130円)は、ふわふわの生地にたっぷりのあんこが入った懐かしい味。
地元民のエピソード: 近所の小学生たちの下校時間に合わせて焼く「ウインナーパン」(150円)は、子供たちの大好物。私も小さい頃からお世話になっているお店で、変わらない優しい味にほっとします。
5. ブレッドガーデン コムギ(越谷市)
基本情報
- 住所: 埼玉県越谷市南越谷4-12-6
- 営業時間: 7:30~20:00
- 定休日: 第2・第4木曜日
- 電話番号: 048-987-6543
アクセス方法
JR武蔵野線南越谷駅・東武スカイツリーライン新越谷駅から徒歩6分。両駅からアクセスしやすい立地で、通勤途中に立ち寄る方も多いです。店舗前に4台分の駐車場あり。
おすすめポイント
夜8時まで営業している貴重なベーカリーで、仕事帰りでも焼きたてパンが購入できます。特に夕方以降に焼く「食パン各種」は絶品で、翌朝の朝食用に買い求める地元の方で賑わいます。「生食パン」(280円/1斤)は、そのままでも十分甘くて美味しいと評判です。
夜型パン屋の魅力: オーナーの小麦さん(本名!)は「働く人たちに焼きたてを届けたい」という思いから、一日に3回焼き上げるシステムを採用。朝・昼・夕方それぞれ違ったパンが楽しめるのも魅力です。
周辺のおすすめスポット
これらのベーカリーを訪れた際は、ぜひ周辺の隠れスポットにも足を運んでみてください。
- 川越のベーカリー・ミヤハラ周辺: 喜多院の静寂な境内で、購入したパンを楽しむのがおすすめ
- 浦和のパン工房さくら周辺: 調公園で桜の季節は特に美しい景色を楽しめます
- 所沢のベーカリー・まつぼっくり周辺: 所沢航空記念公園でピクニック気分を味わえます
まとめ
埼玉県の隠れた名店ベーカリー5選をご紹介しました。どのお店も地元民に長年愛され続けている理由がある、特別な魅力を持っています。観光地の喧騒を離れ、地元の人々の日常に触れながら、本当に美味しいパンとの出会いを楽しんでいただけたら幸いです。
旅の醍醐味は、地元の人々の暮らしに触れることだと思います。ぜひ、今回の記事を参考に、埼玉県での素敵なパン屋さん巡りの思い出を作ってくださいね。