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【広島旅行】日本三景・宮島で味わう絶景体験 - 厳島神社&グルメ完全ガイド

広島旅行厳島神社

広島県廿日市市の宮島は、松島・天橋立と並ぶ日本三景の一つとして、古来より多くの人々を魅了してきた絶景の島です。海に浮かぶ朱塗りの大鳥居で有名な厳島神社は、平安時代から続く神秘的な美しさで世界遺産にも登録されています。神聖な島で味わう極上の体験と、宮島ならではのグルメを堪能する、特別な広島旅行に出かけませんか?

宮島・厳島神社とは?知っておきたい基礎知識

宮島(正式名称:厳島)は、瀬戸内海に浮かぶ周囲約30kmの楕円形の美しい島です。「お宮(厳島神社)がある島」として宮島と呼ばれるようになり、古くから神の島として崇められてきました。島全体が神域とされ、豊かな自然と歴史的建造物が調和した、世界でも類を見ない聖地です。

厳島神社の特徴

  • 創建:推古天皇元年(593年)に創建
  • 現在の規模:平清盛が1168年頃に造営
  • 世界遺産:1996年にユネスコ世界文化遺産に登録
  • 国宝建造物:本社本殿、拝殿、祓殿など6棟

宮島の基本情報

  • 面積:30.39平方キロメートル
  • 人口:約1,400人
  • 最高峰:弥山(みせん)535m
  • 神鹿:野生の鹿が約500頭生息

大鳥居の魅力

  • 高さ:約16メートル
  • 材質:楠の自然木
  • 特徴:自重のみで海に立つ
  • 体験:満潮時は海に浮かび、干潮時は歩いて接近可能

【必見】厳島神社・観光スポットガイド

1. 厳島神社

海に浮かぶ神殿の美

  • 住所:広島県廿日市市宮島町1-1
  • 拝観料:大人300円、高校生200円、中小学生100円
  • 拝観時間:6:30-18:00(季節により変動)
  • 電話:0829-44-2020
  • URLhttps://www.itsukushimajinja.jp/

見どころ

  • 本殿:寝殿造りの美しい建築
  • 拝殿:参拝の中心となる荘厳な空間
  • 回廊:朱塗りの美しい廊下
  • 高舞台:舞楽が奉納される舞台

特徴:満潮時は海に浮かび、干潮時は歩いて大鳥居まで行ける

2. 弥山(みせん)

宮島最高峰の霊山

  • 標高:535メートル
  • ロープウェー料金:往復大人2,000円、小人1,000円
  • 営業時間:9:00-17:00(季節により変動)
  • 電話:0829-44-0316

登山ルート

  • 大聖院コース:1時間30分、初心者向け
  • 紅葉谷コース:1時間30分、最も人気
  • 大元コース:2時間30分、上級者向け

山頂の見どころ

  • 展望台:瀬戸内海の絶景パノラマ
  • 霊火堂:1200年間燃え続ける「消えずの火」
  • 弥山本堂:弘法大師ゆかりの霊場
  • 巨石群:神秘的な巨大岩石

3. 千畳閣(豊国神社)

畳857枚分の巨大建物

  • 住所:廿日市市宮島町1-1
  • 拝観料:大人100円、小中学生50円
  • 拝観時間:8:30-16:30
  • 建立:天正15年(1587年)豊臣秀吉の命

見どころ:巨大な木造建築、瀬戸内海の絶景、五重塔との絶景コンビ

4. 五重塔

高台に建つ朱色の塔

  • 建立:応永14年(1407年)
  • 高さ:27.6メートル
  • 特徴:和様と唐様が調和した美しい建築
  • 撮影ポイント:厳島神社と一緒に撮影できる絶景スポット

5. 大聖院

弥山の麓の古刹

  • 住所:廿日市市宮島町210
  • 拝観料:無料
  • 拝観時間:8:00-17:00
  • 特徴:真言宗の古刹、ダライ・ラマ法王も訪問

見どころ:観音堂、大師堂、不動堂、遍照窟

【グルメ】宮島名物料理ガイド

1. あなごめし うえの

明治34年創業の老舗

  • 住所:廿日市市宮島口1-5-11
  • 営業時間:10:00-19:00
  • 定休日:不定休
  • 電話:0829-56-0006
  • アクセス:宮島口駅より徒歩1分

名物メニュー

  • あなごめし(1,944円):創業以来の秘伝のタレ
  • あなごめし弁当(1,728円):駅弁として有名
  • 白焼き(1,404円):穴子本来の味を堪能

特徴:宮島名物穴子飯の元祖、JR宮島口駅の駅弁としても有名

2. 牡蠣屋

宮島の牡蠣専門店

  • 住所:廿日市市宮島町539
  • 営業時間:10:00-18:00(季節により変動)
  • 定休日:不定休
  • 電話:0829-44-2747
  • アクセス:宮島桟橋より徒歩10分

おすすめメニュー

  • 焼き牡蠣(400円/個):炭火で香ばしく
  • 生牡蠣(300円/個):地御前産の最高級品
  • 牡蠣飯(1,200円):ぷりぷり牡蠣たっぷり

特徴:最高クラスの地御前産牡蠣を使用、ワインも充実

3. もみじ堂

もみじ饅頭の老舗

  • 住所:廿日市市宮島町448-1
  • 営業時間:8:30-17:30
  • 定休日:年中無休
  • 電話:0829-44-0576
  • アクセス:表参道商店街内

人気商品

  • 焼きたてもみじ饅頭(130円/個):その場で焼く出来立て
  • 揚げもみじ(180円/個):サクサクの新食感
  • 季節限定味:桜、レモン、チョコなど

特徴:目の前で焼く実演販売、約10種類の味を用意

4. 紅葉堂

揚げもみじ発祥の店

  • 住所:廿日市市宮島町448-1
  • 営業時間:9:00-18:00
  • 定休日:不定休
  • 電話:0829-44-2241
  • アクセス:表参道商店街内

名物メニュー

  • 揚げもみじ(200円/個):もみじ饅頭を天ぷらにした新名物
  • もみじクロワッサン(250円):バターたっぷりの洋風菓子
  • もみじソフト(350円):宮島限定フレーバー

5. 焼がきのはやし

牡蠣の直売店

  • 住所:廿日市市宮島町505-1
  • 営業時間:8:30-17:30(シーズンにより変動)
  • 定休日:不定休
  • 電話:0829-44-0335
  • アクセス:宮島桟橋より徒歩8分

人気メニュー

  • 焼き牡蠣(300円/個):その場で焼いてくれる
  • 生牡蠣(250円/個):新鮮な生牡蠣
  • 牡蠣の直売:お土産用、全国発送可能

特徴:牡蠣養殖業者直営、11月〜3月の季節営業

【周辺観光】宮島と合わせて楽しむスポット

1. 宮島水族館(みやじマリン)

瀬戸内海の海洋生物

  • 住所:廿日市市宮島町10-3
  • 入館料:大人1,420円、中学生710円、小学生400円
  • 営業時間:9:00-17:00
  • 電話:0829-44-2010

見どころ:瀬戸内海のスナメリ、アシカライブ、ペンギン、カワウソ

2. 紅葉谷公園

宮島一の紅葉名所

  • 住所:廿日市市宮島町紅葉谷
  • 入園料:無料
  • 見頃:11月中旬〜下旬
  • 特徴:約700本の紅葉、宮島ロープウェー乗り場

3. 大元公園

桜の名所

  • 住所:廿日市市宮島町大元
  • 入園料:無料
  • 見頃:4月上旬〜中旬
  • 特徴:約200本の桜、瀬戸内海を望む絶景

【ショッピング】宮島のお土産・特産品

1. 表参道商店街

350mの参道商店街

人気商品

  • もみじ饅頭各種(130-200円/個):約10店舗で異なる味
  • 宮島杓子(500-2,000円):縁起物の伝統工芸品
  • 宮島ビール(500円):地ビールメーカーの限定品
  • 鹿のフン型チョコ(300円):ユニークなお土産

2. 宮島伝統工芸品

宮島杓子(しゃもじ)

  • 価格:500円〜10,000円
  • 特徴:宮島の伝統工芸品、必勝祈願・縁結びのお守り
  • 種類:普通サイズから特大サイズまで各種

宮島彫り

  • 価格:2,000円〜50,000円
  • 特徴:宮島の伝統木工芸品
  • 商品:盆、箱、置物など

3. グルメ土産

  • もみじ饅頭(12個入り1,500円):定番中の定番
  • 穴子せんべい(800円):サクサク食感
  • 牡蠣のオイル漬け(1,200円):パスタに最適
  • 宮島醤油(600円):老舗醤油屋の逸品

【宿泊】宮島島内のおすすめ宿

1. 錦水館

海辺の老舗旅館

  • 住所:廿日市市宮島町1133
  • 料金:20,000円〜/泊(2食付き)
  • 特徴:厳島神社まで徒歩5分、海を望む露天風呂
  • 電話:0829-44-2131
  • URLhttps://www.kinsuikan.jp/

2. 宮島グランドホテル有もと

厳島神社至近の高級旅館

  • 住所:廿日市市宮島町南町364
  • 料金:25,000円〜/泊(2食付き)
  • 特徴:厳島神社まで徒歩3分、老舗の格式
  • 電話:0829-44-2411

3. ゲストハウス菊がわ

リーズナブルな宿

  • 住所:廿日市市宮島町796
  • 料金:4,000円〜/泊(素泊まり)
  • 特徴:バックパッカー向け、国際交流可能
  • 電話:0829-44-0039

【旅行プラン】宮島満喫1泊2日モデルコース

1日目:厳島神社中心の王道コース

10:00 広島駅出発
11:00 宮島桟橋到着
11:15 表参道商店街で食べ歩き
12:00 厳島神社参拝(満潮時がおすすめ)
13:30 牡蠣屋でランチ
15:00 千畳閣・五重塔見学
16:00 大聖院参拝
17:30 宿にチェックイン
19:00 宿で宮島会席ディナー
21:00 大鳥居ライトアップ鑑賞

2日目:弥山登山&グルメ

7:00 朝食・チェックアウト
8:30 宮島ロープウェーで弥山へ
9:30 弥山山頂散策・絶景堪能
12:00 下山
13:00 あなごめし うえのでランチ
14:30 大鳥居間近散策(干潮時)
15:30 宮島水族館見学
17:00 お土産購入
18:00 宮島桟橋から帰路

日帰りコース(3時間)

10:00 宮島桟橋到着
10:15 厳島神社参拝
11:30 千畳閣・五重塔
12:30 もみじ饅頭食べ歩き
13:00 宮島桟橋出発

【アクセス】宮島への行き方完全ガイド

広島市内から宮島へ

JR利用の場合

  1. 広島駅→JR山陽本線(28分)→宮島口駅
  2. 宮島口駅→徒歩3分→宮島口桟橋
  3. 宮島口桟橋→JRフェリー(10分)→宮島桟橋

路面電車利用の場合

  1. 広島駅→広島電鉄宮島線(45分)→広電宮島口駅
  2. 広電宮島口駅→徒歩3分→宮島口桟橋
  3. 宮島口桟橋→フェリー(10分)→宮島桟橋

フェリー情報

JR西日本宮島フェリー

  • 運行間隔:15-30分間隔
  • 運賃:大人往復360円、小人往復180円
  • 大鳥居便:9:10-16:10の便は大鳥居に接近

宮島松大汽船

  • 運行間隔:15-30分間隔
  • 運賃:大人往復360円、小人往復180円

島内交通

  • 徒歩:主要観光地は徒歩圏内
  • メープルライナー:島内循環バス(100円)
  • 人力車:風情ある移動手段(30分3,000円〜)
  • レンタサイクル:電動自転車あり(1日1,000円)

【豆知識】宮島をもっと深く知る

神鹿について

  • 頭数:約500頭が島内に生息
  • 種類:ニホンジカの亜種
  • 性格:人慣れしているが野生動物
  • 注意:餌やり禁止、紙類を食べるため注意

潮の満ち引き

  • 満潮:1日2回、約6時間ずつ
  • 干潮:1日2回、約6時間ずつ
  • 大潮:新月・満月の時期、潮の差が大きい
  • 小潮:上弦・下弦の月の時期、潮の差が小さい

宮島杓子の由来

  • 起源:江戸時代に修行僧が弁財天の琵琶をヒントに考案
  • 意味:「敵をめしとる」縁起物
  • 製法:宮島のもみじなどの木材使用
  • サイズ:約15cmから7.7m(世界最大)まで

宮島の年間行事

  • 桜花祭(4月中旬):舞楽奉納
  • 管絃祭(旧暦6月17日):海上での雅楽演奏
  • 菊花祭(10月中旬):舞楽奉納
  • 鎮火祭(12月31日):大松明を燃やす勇壮な祭り

【旅行Tips】宮島観光を成功させるコツ

ベストシーズン

  • 春(4月〜5月):桜・新緑、過ごしやすい気候
  • 秋(10月〜11月):紅葉・牡蠣シーズン開始
  • 冬(12月〜2月):牡蠣が最も美味しい、観光客少なめ
  • 夏(6月〜8月):管絃祭、暑さ対策必要

滞在時間の目安

  • 日帰り3時間:厳島神社、千畳閣、表参道商店街
  • 日帰り6時間:上記+弥山ロープウェー、水族館
  • 1泊2日:ゆっくり全スポット、夜のライトアップ
  • 2泊3日:弥山登山、周辺離島観光

混雑回避のコツ

  • 平日訪問:土日祝日より格段に空いている
  • 早朝・夕方:10-15時のピーク時間を避ける
  • 宿泊推奨:日帰り客が帰った後の夜が狙い目
  • 冬期:観光客が最も少ない時期

持参すると便利なもの

  • 歩きやすい靴:石段、砂浜を歩くため
  • 日焼け止め:海からの照り返し対策
  • カメラ:絶景スポット多数
  • 現金:島内はカード使えない店舗あり

服装のポイント

  • 歩きやすい服装:観光地を歩き回るため
  • 脱ぎ着しやすい服装:海風で気温変化あり
  • 帽子:日差し対策
  • 雨具:天候変化に備えて

交通アクセス情報

  • 電車+フェリー:JRまたは路面電車で宮島口へ
  • 大鳥居便:9:10-16:10の便は大鳥居に接近
  • 島内移動:徒歩中心、バス・人力車・レンタサイクル利用可
  • 駐車場:宮島口に有料駐車場多数(1日1,000円程度)

まとめ:日本三景・宮島で味わう極上の島時間

宮島は、1400年以上の歴史を持つ神聖な島で、海に浮かぶ朱塗りの大鳥居が織りなす絶景は、訪れる人すべてを魅了する日本屈指の美しさです。満潮時の幻想的な海上神殿から、干潮時の神秘的な参道散策まで、潮の満ち引きによって表情を変える厳島神社は、まさに自然と人の技が創り出した奇跡の傑作と言えるでしょう。

弥山の山頂からの瀬戸内海パノラマ、表参道商店街での食べ歩き、そして島ならではの新鮮な牡蠣や穴子料理。宮島は、歴史・自然・グルメのすべてが調和した、まさに日本の美の集大成です。

神聖な島の静寂な朝、夕日に照らされた大鳥居の荘厳さ、そして温かい島の人々との出会い。宮島で過ごす時間は、きっと心に深く刻まれる特別な思い出となることでしょう。

古来より「安芸の宮島」として愛され続けてきたこの聖地で、日本の美意識と精神性を存分に感じ、現代の喧騒を忘れる贅沢なひとときを過ごしてください。

「こんなに美しい場所があったのか」 - 宮島を初めて訪れた人が必ず感動する、その圧倒的な美しさ。あなたもその神秘的な魅力を、ぜひ瀬戸内海の神の島で体験してください。

※記事内の情報は執筆時点のものです。最新の営業状況や料金については、訪問前に各施設へ直接お問い合わせください。宮島は神聖な島ですので、マナーを守って観光をお楽しみください。

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